50歳のおじさんとピアス〜あれから30年〜

興味本気で開けてしまった

じつは私、アメリカ留学中に左耳にピアスを2つ開けています。

なぜ開けることになったのかはよく覚えていませんが、アメリカの田舎町の空気がそうさせたのかもしれません。

オシャレ感覚でつい、開けてしまいました。

最初のピアス

ひとつ目は、18歳の時に友達に針で開けてもらいました。

耳たぶを氷で冷やすと痛くないと聞いたのですが、やっぱりズキズキ痛かった。

ガンガン冷やしてから裁縫で使う針で、力一杯、じわじわと耳たぶに突き刺します。

耳たぶは薄いので簡単に貫通しそうですが、なかなか通らない。

貫通したときは「ぶちっ」と音がしたのを覚えてます。

ピアスを通してからしばらくは、耳たぶとピアスがくっつかないように、消毒しながらクルクル回す必要がありました。

ふたつ目のピアス

ふたつ目を開けた理由は、なんとなく耳たぶにスペースがあったので「もう一つ開けられそう」と軽い気持ちで開けました。

ふたつ目は、20歳の時にピアス専門店に行って開けました。

ピストル型の機械に1.5mmから2mmくらいの太さのピアスをセットして、一瞬で「バチっ」と開いてしまいます。

このときは、まったく痛みは感じませんでした。

ひとつ目もこれで開ければよかったと思いました。

あれから30年。

大学を卒業後、帰国してからはまったくピアスをすることはありませんでした。

数年前、40代後半に家族で東京ディズニーランドに行ったときに、「パイレーツ・オブ・カリビアン」で自分用にピアスを書いました。

ピアス

今もピアスが通るかどうかわかりませんでしたが、家に帰ってから挿してみることにしました。

すると20年以上、通していなかったにもかかわらず、痛みもなく「すぅ〜」っと通りました。

もう穴は塞がっていると思っていたのに、びっくりでした。

今では…

50歳になった今では、ピアスをつける機会は皆無です。

若気の至りで開けてしまったピアスですが、後悔はありません。

自分から開けていることを言わなければ、目立たないので誰も気付きません。

でもあの時、なんとなく勢いで「タトゥー」を入れなくてよかったなぁと、つくづく思います。

ピアス2つ

 

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。