第10回東京エクストリームウォーク100 完歩しました!

第10回東京エクストリームウォーク100 完歩しました!

「100kmなんて、本当に歩けるの?」

そんな不安を抱えながら、私は「東京エクストリームウォーク100」に挑戦しました。

5月17日(土)の朝8時40分に小田原城址公園をスタートして、江東区有明 livedoor URBAN SPORTS PARKを目指して夜通し歩きます。

小田原スタート

どんな練習をしたの?

開催を知ったのは、なんと1ヶ月前。

練習では最長でも16kmだけ。

あとは10km未満の距離を2回〜3回程度歩いてみただけで本番を迎えました。

100kmという距離は未知で、ゴールがどれだけ遠いか想像もつきませんでした。

しかし、完歩できました。

この大会に参加して感じたのは、「ウォーキングは、誰にでもできる挑戦」だということです。

フルマラソンのように技術やスピードを求められる競技ではありません。

ただ、一歩を踏み出す気力さえあれば、誰もがゴールにたどり着ける可能性があるのです。

もちろん、簡単だったわけではありません。

持っていって(準備して)よかったものは…

小田原城址公園のスタートから雨。

私は長時間耐えられるシューズカバーを用意し、足元の防水対策を万全にしました。

シューズカバー

ALLDAY ALLDRY オールデイオールドライ127990 [A/D2 シューズレインカバー L 26-28cm クリア] 1,980円

ダイソーやセリアでも安いシューズカバーが売られているとの情報をYouTubeで見ましたが、長持ちしそうにありませんでしたので、少し高くてもこのシューズカバーを選んでよかったです。

そのおかげで雨が上がるまで、足元はまったく濡れて不快になることはありませんでした。

もう一つ持っていってよかったものは「クリップ」です。

これは帽子とカッパのフードを止めるために使いました。

歩いている間の食事はどうしたの?

食事はお腹がいっぱいになると眠くなると思ったので、おにぎり1個を3〜4時間ごとに摂りました。

あとは、チェックポイントで配っていたカレーパンやおにぎり、クッキーや魚肉ソーセージを食べました。

スタートからゴールまでの間に、500mlのペットボトルで麦茶や水、スポーツドリンクを合計11本飲みました。

でもトイレは3回した行きませんでしたので、汗になって出ていたのだと思います。

休憩で注意したこと

休憩は各チェックポイントで取った他、途中のコンビニで食事の時にストレッチをしたりしたので合計で9回ほど摂りました。

休憩で気づいたことは、長く身体を休めてしまうと次に歩き出すのが辛くなってしまうことでした。

筋肉がこわばってしまうので、そうならないように長くても30分以内に留めて再び歩き出しました。

休憩して体力を回復しているつもりでも、実は逆効果で筋肉が固まってしまい、動けなくなっては意味がない。

そう感じたので、簡単な食事と身体のケアが終わったらすぐに再出発したのがよかったと思います。

横浜付近

リタイヤしたくなったりしましたか?

膝の痛み、潰れたマメ、夜中の眠気…。

途中で「リタイアした方が楽かも」と思わせる瞬間がいくつも訪れました。

参加したほとんどの方が、何度も感じたのではないでしょうか。

歩いていて私が思ったことは、「どんなにベテランの方でも、どれだけ練習をした方でも、本番では想定外のことが必ず起こる。」です。

その度にリタイアする言い訳が頭をよぎります。

それでも、私は「でも、まだ歩ける」と自分に言い聞かせて、前に進み続けました。

完歩できたのはこの気持ちで、一歩一歩足を前に運んだ体と感じました。

途中、Google Mapで現在位置を何度も確認しながら歩き続けました。

途中位置の確認
Screenshot

疲労やケガはなかったの?

両足の親指が外反母趾ぎみなので、普段から長時間歩くと必ず痛くなっていたのでとても不安でした。

また、左股関節も痛めていて、練習では10kmほど歩いただけで強い痛みが出ていたのです。

いざという時のために持っていってよかったものは「ロキソニン」です。

ロキソニンって初めて摂取しましたが優秀ですね!

ロキソニンの力も借りながら、痛みと付き合い、ペースを守る。

それが自分の中でのルールでした。

スマホに摂取した時間をメモしておいて、薬が効いているうちにしっかり前に進み、効きが弱くなってきたら小休憩とおにぎりをとって再びロキソニンを投入して歩き続けました。

結局、ロキソニンは計3錠とりました。

あと、歩き出して10kmほどした時から、足の裏のあちこちで「摩擦」を感じていました。

靴下(5本指)と靴に隙間があり、特に靴紐をしっかりキツめに締め上げなかったことが原因です。

夜中の0時には、大きな水ぶくれを左右それぞれ2ヶ所ずつできてしまい、痛みを我慢しながら歩き続けることになりました。

踵の豆

励みになったことは?

そして何より、心の支えになったのは、沿道に立つスタッフの方々の存在です。

雨の中であろうと、深夜であろうと、「お疲れ様です」と声をかけながら、私たちの進路を守ってくれる。

プラカードで次のポイントまでの距離を示しながら応援してくれる姿に、どれほど励まされたかわかりません。

諦めようと思った瞬間は、一度もありませんでした。

でも、弱気になった時は確かにありました。

そんな時にこそ、人の言葉が心に染みるのです。

第5チェックポイントで

完歩して今、思うこと

この大会を完歩して、私はひとつの確信を得ました。

「小さな一歩を積み重ねることが、大きなゴールに繋がる」

それは、人生にも会社の経営にも通じる教訓です。

自分のペースで、一歩ずつ。

歩みを止めなければ、必ずゴールは見えてきます。

この「東京エクストリームウォーク100」は、ぜひ人に勧めたいと思います。

次回の大会があれば、私はまたスタートラインに立つつもりです。

100kmの旅を、あなたも一歩から始めてみませんか?

ゴールまであと少し

東京エクストリーム100

番外編 持っていったけど使わなかったもの

エスタロンモカ(眠気覚ましの薬)は、夜中でも全く眠くならなかったので使わなかった。

湿布も貼っている時間が惜しかったのと、貼っても痛みは変わらないと思い使わなかった。

替えの靴下も、替えている時間がもったいなかったのと、すでに足のまめが潰れて痛みがMaxだったので替えずに歩き続けた。

OS1の粉も使わなかった。

イヤホンは音楽などを聴くと、スマホのバッテリーを消耗してしまうのでまったく使わなかった

 

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。