今日は「自分の長所に気づかない理由とその解決法」についてお話しします。
これは、就職活動を始めた多くの学生が直面する悩みの一つですが、実は、社会人になった人でも「自分には特に長所がない」「他人と比べて自信が持てない」と感じる人が多くいます。
それにはいくつかの共通した原因があるのです。
まず一つ目の理由は「自己分析が足りていない」ことです。
自分のことはわかっているつもりでも、深く振り返る機会がなければ、本当の自分の強みに気づけません。
そこで効果的なのが「ライフラインチャート」や「ジョハリの窓」といった自己分析ツールを使って、自分の行動や考え方のパターンを見直してみましょう。
二つ目の理由は「長所の定義が曖昧」なことです。
混同しやすいのが「強み」との違いです。
たとえば「思いやりがある」という性格は“長所”であり、それが「傾聴力」や「協調性」といった“強み”につながるのです。
この違いを理解することで、自分のアピールポイントがより明確になります。
三つ目の理由は「他人と比較しすぎている」ことです。
特別な経験や実績がないからといって、自分には長所がないと思い込む必要はありません。
会社が知りたいのは、あなたが自分らしく働けるかどうかです。
あなたが自然に続けられる行動や思考の中にこそ、長所のヒントが隠れています。
四つ目の理由は「短所ばかりに目がいっている」ことです。
しかし実は、短所と長所は裏表の関係です。
たとえば「飽きっぽい」は「好奇心旺盛」、「優柔不断」は「協調性がある」と言い換えることができます。
自分の短所を書き出して、ポジティブに言い換えてみましょう。
では、具体的にどうやって長所を見つけるか。
まずは、これまでの成功体験を振り返ってみてください。
特別な賞や大会出場でなくても構いません。
勉強やサークル活動、アルバイトなど、自分が打ち込んだ経験にこそ本当の強みがあります。
次に、他人に聞いてみる「他者分析」も効果的です。
自分では当たり前と思っていたことが、他人から見ると魅力的な長所に映っていることがあります。
さらに、短所を裏返して長所を見つけたり、エマジェネティックスのようなプロファイルを使って、科学的な視点から自分の特性を客観的に分析するのもオススメです。
最後に「仕事ができる人の心得」0082【一流】には、こう書かれています。
「長所・短所を分析し、長所を伸ばす提案をする人です。」
(CCCメディアハウス 小山昇著『増補改訂版 仕事ができる人の心得』)
皆さんには、自分でも気づいていない素晴らしい長所が必ずあります。
それを見つけ、自信を持って長所を発揮し、自分、他者、社会を物心両面にわたり豊かにできるように、活躍していきましょう。