Facebookのイベントで『ナルト走りで銃弾もかわせる?エリア51を特攻せよ!われわれ全員は止められない』

ネットで面白い記事を見つけました

“Storm Area 51, They Can’t Stop Us All”.「エリア51を特攻せよ、われわれ全員は止められない」

一体なんのことか調べてみると、面白いことが分かりました。

はじまりはFacebookのあるページから

ある男性がFacebookで『日本のアニメ『NARUTO -ナルト-』の走りをすれば銃弾もかわせるはず、みんなでエリア51に特攻しよう』とジョークのつもりで呼びかけたら180万人が参加表明し、米軍が警戒する事態になっているとのこと。

ナルト走りのイメージ

エリア51って何?

エリア51は、公式には『ホーミー空港』として知られており、ネバダ州のラスベガスの北240 kmほどの所にある空軍施設です。

本当のエリア51は、一般公開されておらず、武装した警備員によってパトロールされており、基地の上の空域への飛行は制限されています。

米国政府が隠蔽?UFOの噂

エリア51は、米国政府が1951年にUFOとエイリアンに関する情報を隠蔽している!と主張する陰謀説の焦点であり続けてきました。

日本でも、矢追純一さんが出ていたUFOや宇宙人のテレビ番組で紹介していたので、知ってる人も多いはず。

隠蔽の証拠はありませんが、この説には多くのファンがいるため、エリア51はエイリアンをテーマにした『X-ファイル』や『インディペンデンスデイ』などの多くのテレビ番組や映画に登場しています。

私が学生の頃に読んだことのあるシドニー・シェルダンの『The Doomsday Conspiracy』も、エリア51とエイリアンの話でした。

イベントは本当なの?

9月20日午前3時にエリア51に行く予定?で、エリア51ツーリストセンターで集合するらしいです。
もちろん主催者のジャクソン・バーンズは

“Hello U.S. government, this is a joke, and I do not actually intend to go ahead with this plan.”

とこのイベントは冗談だと言っています。

BBCによると、『エリア51米空軍基地』を特攻することを書いたFacebookページは、8月初旬に削除されましたが、現在は復活しているとのこと。
Facebookの広報担当者は「間違い」によって削除されたと述べているようです。

米国空軍、まじで警告!

今では200万人が出席すると表明しているようですが、米空軍は人々に基地の近くに行かないよう警告しています。
「エリア 51は米国空軍のオープントレーニングレンジであり、アメリカ軍の訓練エリアに入ろうとするのを、私たちが思いとどまらせるでしょう」と、米国空軍の広報担当者は7月にワシントンポストに語ってます。

一部の人々は本気のようだ!

一部の人々は実際にエリア51に行こうとしていて、9月にエリア51付近のホテルの予約を開始しているとのこと。

あるホテルオーナーは「彼らが本気でテストサイトに入ろうとしているならバカだと思う」と言ったとか。

しかしオーナーは喜んで顧客を獲得している模様。

ジョークも「ノリ」でここまで拡散されると「マジ」に思う人も多いので終息するのか心配。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。