「布製マスク」2枚 発表から2ヶ月でようやく届く

布製マスク2枚届く

安倍首相は2020年4月1日、新型コロナウイルス感染症対策本部(第25回)を開催し、再来週以降、感染者数が多い都道府県から順次「布製マスク」を一住所あたり2枚ずつ配布すると発表した。

埼玉県の緊急事態宣言が解除されたのは5月25日で、この頃から市内のドラッグストアやコンビニには、1箱50枚入り不織布マスクが3,000円前後で売られていた。

アベのマスク

今更布マスク

さいたま市大宮区に、この「布製マスク」が届いたのは6月4日(木)だった。

安倍首相が配布を発表してから、2ヶ月以上の時間を要した。

マスクとウイルスのサイズ比較

一般的な不織布マスクの穴の大きさは「5マイクロメートル」と言われています。

1 マイクロメートルは0.001 ミリメートル。

スギ花粉の大きさは「30マイクロメートル」。

口から出る飛沫の大きさは「3〜5マイクロメートル」。

ウイルスの大きさは「0.1マイクロメートル」。

ウイルスの進入を不織布マスクで防ごうとすることは、例えるなら、テニスラケットでパウダーシュガーを防いでいるようなもの。

進入してくるウイルスをマスクで完全に防ぐことは難しくても、飛沫を飛散させない効果はある程度あるようです。

ちなみに、布マスクの穴は、不織布マスクの穴より大きい。

最低限のマナー・エチケット

公共の場に出るときは、マスクを付けることが最低限のマナーでありエチケット。

一般的なマスクの効果は、①感染(する)リスクを下げる、②手で鼻や口を触るのを防ぐことで接触感染を防ぐ
、③気道の乾燥を防いで粘膜を守る、④感染していた場合、飛沫によって人に感染させるのを防ぐ、と言われます。

①②③は自分を守ためだが、効果はどれほどあるのか?

④はまわりの人を守ためなので、すべての人がマスクをつけることにより社会全体で感染リスクを減らすことが期待できます。

国民全員に「一律10万円給付」

なお、4月16日に安倍首相はすべての国民一人当たりに現金10万円を給付する方針を表明した。

当初は「特に収入減少の大きい世帯に限定し、一律30万円を支給する制度」となる予定でしたが、

収入減少世帯の把握が困難であることなどを理由に国民全員への一律10万円支給へと変更された。

6月6日(土)現在、さいたま市大宮区には、まだこの「特別定額給付金」の申請書は届いていない。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。