与えられた権利を使わない「自由」ばかり選択しているといずれ錆びつき劣化する

目の前で起きている「事実」はひとつ、その「事実」に対し人の「解釈」は無限大。

今回は人の「解釈」、個人の意見について考えてみます。

与えられた権利を使わない「自由」ばかり選択していると、いずれ錆びつき劣化する。

人に「あなたはどう思いますか?」と意見を求められて、「特にありません」とか「分かりません」と答える人がいる。

これは、自分で考えることを放棄しているだけ。

こう答えておけば、それ以上掘り下げて聞かれることがないし「楽」だから。

その人の内心は「面倒くさいから、よく分からないから、的外れな返答をして笑われるのがイヤだから」とこんなとこかな。

個人の意見を自由に言えることは「義務」ではなく「権利」だ。

「貴様のような分際で意見するなど100年早い!」と意見を言いたくても言えなかった時代を経て、勝ち取った権利なのだ。

「私はこう思う」と自由に意見が言えるはずなのに、言わない「楽」に逃げ、与えられた権利を使わない「自由」ばかり選択していると、いずれ錆びつき劣化する。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。