vol.70_転源自在と上機嫌。【転源自在】1127
転源自在という言葉を覚えていますか。
変えられるのは未来と自分自身だけで、過去と他人は変えられないという考え方です。
人と話している時に、相手の悪いところや欠点ばかりに目がいき、その人の言葉や行動が自分の思った通りにならないことにイライラして、つい言葉遣いが荒くなり、その人との関係がギクシャクしてしまう、そんな経験がある人もいると思います。
この人は、転源自在ではなく、転源他在になっていますよね。
みなさん自分自身のこれまでの人生を思い返してみてください。
いる場所、所属する組織やグループが変わったのに、関わる人も前とは違うのに、また同じパターンに陥ってしまうというのは、明らかに自分自身に原因があるからで、自分自身が変わらないから同じ結果を繰り返してしまうのです。
人間ですから時には手を抜いてしまうこともあると思います。
その時に「あなたのやっていることは、良くないから直しましょう」と人から指摘されたら、素直に受け入れて改善していきましょう。
自分に都合の良くないことの原因を他人のせいにした方が楽だと考えている人がいたら、それは間違いです。
なぜかというと、他人は自分の思った通りに変わってくれることはないからです。
そうであれば、原因は自分にあると考えて、自分でできることを変えていく。
言い方を変えるとか、相手に伝えるタイミングを変えてみるとか、自分の考え方や行動を変えることで、2度と同じ失敗を繰り返さないようにすることをした方が、自分自身と未来を変えられるので、変化と成長を実感できて良い循環を作り出せるのです。
もう歳だから変わるのはムリとか、誰かのせい、環境のせいにして自分は変わらない、と決めているのはその人自身です。
自分は変わりたくないけど、他人や環境は変えていきたい。
そう考えている人は自分磨きをしましょう。
あと、転原自在に重要なことは、マイナスな言葉を使うのではなくてやっぱり上機嫌な言葉を日頃から使うことが大切です。
上機嫌な言葉と言うのは周りに良い影響を与えます。
もう一度、みなさん一人ひとりが自分が変われば周りも変わる、転源自在と上機嫌を合わせてセットで行動していきましょう。
はい、今日の知行合一のススメは以上です。