vol.80_マイナスの情報から意識的に離れる。【狭く深く】0920

私たちは毎日、非常に多くの情報を見たり聞いたりしています。

事件のニュースであったり、あるいは発信者が人の心を自らの意図に引っ張っていこうとするものであったりと、気づかないうちに偏った情報をつかまされています。

その中で特に気をつけていただきたいのが「不安を煽る情報」や「世の中の不平・不満」などのマイナスの情報などです。

例えば、ユーチューブを見ていると「これを知らなければあなたの未来は大変なことになる」という類のサムネイルがついた動画が無数に上げられていますが、これらも人の意識を汚します。

そして、事件、事故、あるいは世の中の不正についての映像出あったり、あるいは「人の身体的特徴を馬鹿にして笑う」などの人として最低で低俗なテレビ番組を見ると、まったく笑えないだけでなく暗い気持ちになったり腹が立ったりします。

また、芸能人のゴシップ記事もつい面白がって見てしまいがちです。

よく「人の不幸は蜜の味」といって人が不幸な目にあっているのを見ると、それを高いところからみてしまい自分自身は安心するという思考が人の意識の中にあることも事実です。

そこに意識の焦点を当てていると、結局自分も不幸になっていくのです。

マイナスの情報に接すると、本来の人生の幸せからは離れていってしまいます。

マイナスの情報に接していると、自分が生活しているこの世の中に対する信頼が失われていき、未来への希望を失っていってしまうのです。

幸せに生きるためにできることは、できる限りマイナスの情報は見ない、接しないようにしていきましょう。

「南海トラフ地震が20年以内にくる可能性は90%以上ある」という類の情報は、マイナスの情報というより科学的なデータと言えるので、これらの科学的根拠のある情報を得ることで「自分がそれにどう対処したらいいのか」と考えることができるのは良いと思います。

ですが、自分の手に負えないようなマイナス現象や情報からは極力離れることが大切です。

情報化社会において、普段の生活の中で些細な幸せを感じられるようになるためにも非常に大切なことです。

みなさん一人ひとりが意識してできることなので、覚えておいてください。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。