vol.79_「正しさ」よりも「思いやり」。【転職】1129

自己中心的な人や協調性のない人は自分の中の理屈や正しさにこだわって「自分は間違っていない」「自分は正しい」と思っています。

だからこそ相手が違う意見だと「お前は間違っている!」と否定してしまうのです。

意見だけに限らず職場での作業のやり方なんかもそうですね。

 でも「正しさ」や「正義」というのも人によって変わってきます。

そこに正解はありません。

自分はそれを正しいと思ってもそれは“自分の理屈”に過ぎないし、相手にとっては正しくないかもしれないのです。

そもそも仕事で仲間と作業を進めていくときには「正しい」「正しくない」なんて言い争いよりも、お互いが気分よく作業を進められることが一番大事なことですし、その方が作業効率も上がるのではないでしょうか。

自分の言い分を正当化ばかりして働く仲間に不愉快な思いをさせていたら、いくらあなたが正しかろうと相手はあなたから離れていきますから、そうなる前に気づかないといけません。

何度も言うように、100%の正しさなんてものは存在しません。

ここ重要なのでよく聞いて欲しいのですが、職場で働く仲間はあなたの正しさを「正しくない」と思っていても、あなたに合わせるしか選択肢がないのであれば、そんなことを毎日繰り返しているうちに「あなたとは一緒にいたくない」という選択をするようになってしまいます。

 正しさなんて曖昧なものです。

そんな曖昧なものを盾に自分を正当化することが正しい行為なわけはありません。

そんなことよりも、一緒に働く仲間に優しくできる人の方が、仲間を認めて尊重できる人の方が、人間関係においては正解だと私は思います。

優先すべきものは「正しさ」よりも「思いやり」です。

お互いに気持ちよく仕事するために、相手を気遣いながら折り合いをつけることがいい関係を築くためには大切なので忘れないでください。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。