「普通」が違うからすれ違う?エマジェネティックスで関係改善のヒントを見つける

職場や日常生活で、「なんであの人はそんな行動をするんだろう?」

「どうして分かり合えないのだろう?」と感じたことはありませんか?

多くの人が抱えるこの悩みの背景には、「自分の“普通”と他人の“普通”が違う」ことへの無理解が潜んでいます。

●人によって“普通”は違う

人は無意識のうちに「自分が正しい」「みんな同じように考えるはず」と思い込んでしまいがちです。

しかし、実際には思考のスタイルも行動の傾向も、人によって大きく異なります。

その違いを科学的に見える化してくれるのが、「エマジェネティックス(Emergenetics)」というプロファイリングツールです。

●エマジェネティックスとは?

エマジェネティックスは、脳神経科学と心理学に基づいて開発された、思考と行動の傾向を可視化するアセスメントツールです。

以下のような特徴があります。

  • 思考特性(分析型・構造型・社交型・コンセプト型)
  • 行動特性(表現性・主張性・柔軟性)

これらの要素を7つの尺度で数値化し、視覚的に自分と他者の違いを把握できるのが大きな特徴です。

●社内研修で導入して得られた気づき

ある企業では、エマジェネティックスを社内研修に導入。

チーム全員が診断を受けることで、それぞれの思考・行動傾向を理解し合う機会が生まれます。

その結果、以下のような変化が見られました。

  • 無意識の偏見が減り、コミュニケーションのトラブルが減少
  • 上司・部下の指示の受け取り方に納得感が生まれた
  • 会議での発言が増え、風通しの良い環境に

●違いを受け入れることで、関係性が前進する

エマジェネティックスが教えてくれるのは、「人は違って当たり前」というシンプルな事実です。

例えば、あなたが「論理的に説明されないと納得できない」特性でも、相手は「人の感情や関係性を優先する」特性かもしれません。

そうした違いを知るだけで、「なぜ通じ合えないのか」の理由が見え始め、むしろ相手を理解しようとする姿勢に変わっていきます。

●まとめ:「普通」は人それぞれ。違いを知ることが第一歩

他人の行動や考え方が理解できない…その悩みの正体は、きっと「自分の常識が、相手にとっての非常識である」というギャップです。

エマジェネティックスのようなツールを活用すれば、自分と他人の「普通の違い」を可視化し、関係性に新しい視点を持ち込むことができます。

職場でも家庭でも、まずは「人によって“普通”は違う」という前提を持ってみませんか?

それが、より良い人間関係を築く第一歩になるはずです。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。