vol.192_〇〇より感謝を選ぶ生き方。【サンクスカード】0607

皆さんの周りに、いつも人の悪口や文句ばかり言っている人はいませんか?

仕事の不満、上司の指示への愚痴、同僚への批判…。

そうした言葉ばかりが口をついて出る人に共通していることが2つあります。

ひとつは感謝の視点が欠けているということ、もうひとつは矢印が自分ではなく外に向いていることです。

今日はひとつめの「感謝の視点が欠けている」について話します。

 

人は、感謝の心を失うと、どんどん視野が狭くなり、世の中を「損か得か」でしか見られなくなります。

そうすると自分と考えの違う人を攻撃し、自分が正しいという、狭い枠の中で生きるようになります。

これは、人生を豊かにするどころか、自らの可能性を閉ざす生き方です。

 

反対に、日々の小さな出来事にも「ありがとう」と言える人は、他人の良いところに気づく力があります。

感謝は、気づく力です。

そしてその力は、周囲との信頼関係を育て、良い仕事を生み出す土台となります。

 

そのために、私たちは「サンクスカード」という感謝する道具を使っています。

サンクスカードは、気づきの感性が低い人は書けないのです。

まずはじめは「質より量」を書いてみることです。

枚数を書いていると、内容の質がある時ぐっと変わってきます。

 

仲間のちょっとした助けに気づいたとき、何気ない配慮にありがとうを伝えたいとき、ぜひこのカードを使ってください。

形式はどうでもいいんです。

大切なのは「ありがとう」と文字にすること。

伝えたあなたも、受け取った相手も、きっと心があたたかくなります。

 

私たちの成長には、外からの刺激や新しい視点や変化が欠かせません。

もし、最近「なんだか毎日が同じでつまらない」と感じているなら、それはあなたが狭い範囲に閉じこもってしまっているサインかもしれません。

そんなときこそ、いつもとは行動を変えてみる、新しい本を読む、少し勇気を出していつもと違う行動をしてみる。

外の情報に触れることが、自分の枠を広げる一歩になります。

 

感謝を言葉にし、外の世界に目を向けること。

これが、今より一歩前に進むための、大事なヒントです。

ありがとうで溢れる職場にしていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。