ハーレーダビッドソン ヘリテイジクラシック FLHCSに乗ってみて気づいたこと

ハーレーダビッドソンの印象

これからハーレーに乗りたいと思っている方の参考になればと思い、私が感じたメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。

なぜこのヘリテイジクラシックを選んだのかと言うと、一番欲しかった色の「ソフテイル・スリム」は、2021年の夏の時点で、納車の見込みがほぼなかったから。

これからハーレーダビッドソンに乗りたいと思っている方の参考になればと思い、一つの意見として参考にしていただけると幸いです。

ハーレーダビッドソン(ヘリテイジクラシック)の重さについて

皆さんが一番気になるであろう重さですが、ヘリテイジクラシックの車重は、カタログ値で330kg。

平坦な道でも、サイドスタンドを出し入れする作業自体、アスファルトに擦ってしまうので大変です。

バイクを垂直に保つよりも若干バイクをスタンド側とは反対の外側に傾ける必要があります。

でもバイクの扱いに慣れれば、片手でもバイクを支えられるので、練習次第かもしれませんね。

私の場合バイクの扱いにまだ慣れているとは言い難いので、平らな場所であれば大丈夫ですが、少しでもスロープになっている上り坂は、緊張感がありますし怖いですね。

私が借りているバイクストーレージは、入り口が鉄のスロープになっている上、ストーレージまでの土地が若干の登り坂になっています。

そのため、バイクから降りて押しながらバイクストーレージに車庫入れすることが、私の技術と体力ではできません。

なので車庫入れは毎回、エンジンをかけて微調整しながらストーレージ目掛けて前進して車庫入れしています。

足つきと立ちゴケについて

私は普通二輪・大型二輪の教習所時代も含めて、まだ一度も立ちゴケをしたことがないんです。

正直、教習所で練習しているときに、一度くらい経験しておけば良かったと思っています。

立ちゴケに関しては、走行中よりも取り回し中方が、多くなるんじゃないかと思います。

ヘリテイジクラシックの様に、エンジンガードがついていれば、倒してしまってもう地面と平行になるまでバタンとなるわけではありません。

それでも重いことには変わりありませんが、コツをつかめば引き起こしはそこまで苦労しないかなとは思います。

足着きに関しては、私の身長が175センチで股下約80センチなんですけど、靴底約3cmのバイクブーツを履いて、両足のかかとは余裕で着きます。

取り回しでバックするときは、跨った状態で後ろに下がった方がやりやすいと思いますが、跨った状態で前に押すのは、足の位置と重さ的にやりにくい感じがします。

ハーレーダビッドソン(ヘリテイジクラシック)のハンドルまわりとクラッチ操作

ハーレーダビッドソン(へリテイジクラシック)のハンドルのポジションは、身長が低い方や腕が短い方はちょっとしんどいかもしれないです。

私が両腕を広げた指先から指先の長さは、185cmと身長より10cmほど長くなってます。

両手を横に広げたときの長さが身長とほぼ同じと言われますから、私は標準より腕が長いかもしれません。

ヘリテイジクラシック ハンドル

ハンドルの位置と運転姿勢ですが、結構腕を伸ばさないといけないので、身長が低い方はしんどいかもしれないので、ディーラーに頼んでハンドルのポジションを調整してもらうと良いです。

私は、ヘリテイジクラシックに乗り始めてまだ間もないですが、やっぱり他のバイクと比べると、渋滞が多い幹線道路や混みやすい道では、疲労感はかなり溜まりやすく感じます。
ヘリテイジクラシックの純正クラッチは、私には若干、重く感じるので(HONDA400Xと比較して)、左手のクラッチ操作だけをみても、渋滞にハマると左前腕はパンパンになります。
オプションでクラッチ操作を軽くする部品がある様なので、今度クラッチを交換してもらう予定です。

ハーレーダビッドソン(へリテイジクラシック)のエンジン音

ハーレーダビッドソン(へリテイジクラシック)のエンジンの音は、ハーレー独特な何とも言えない味があります。

それでもやっぱり大きく響くので、うるさく感じる方もいるかもしれませんので、住宅街とか深夜や早朝は、気を使います。

エンジン音については、実際に自分の耳で聞いてみた方がいいと思います。

ハーレーダビッドソン(へリテイジクラシック)の走行性

走行に関しては振動が極端に少なく感じるので、直進だけに限らず全体的な安心感が強いです。

コーナリングは、スポーツタイプの様にとは行きませんが、しっかりと行きたい方向に顔を向けて、体重をかけてバイクを傾けてやることでちゃんと曲がってくれます。

でも上手にハーレーを乗りこなすのであれば、ハーレー専用のライディング・テクニックを身に付ける必要がありそうですね。

そういった点では、他のバイクよりも難易度が上がってしまうかもしれないですね。

ハーレーダビッドソン(へリテイジクラシック)ウインカーの操作がしづらい

ハーレーダビッドソンは左右のウインカーがそれぞれ、右は右ハンドルに、左は左ハンドルについています。

左ウインカー

それぞれ親指でウインカーのボタンを押すと、ウインカーが点くようになっています。

親指でウインカーボタンを押す時に、自然なグリップポジションとボタンの位置が離れているため、親指をグッと立てて反らせてポジション移動させなせればなりません。

私の手のサイズは標準的だと思います。

あと、冬用グローブで手のひらに滑り止めのシリコンがついたものを使っていた時に、右ウインカー操作をしようとしたらアクセルをほんの少し開けてしまい、右折時に若干の急発進をしていまい焦ったことがありました。

今度ウインカーのポジションを微調整できるかどうか、ディーラーに相談してみようと思います。

まとめ

バイク初心者の私の感想ですけど、ヘリテイジクラシックは重さと取り回しに関しては、確実に苦労すると思います。
私は試乗なしで(試乗できるバイクがなかった)購入・納車となりましたが、購入を検討している方は一度試乗してみたほうがいいと思います。
ハーレーの中にも、このヘリテイジクラシックよりも乗りやすいバイクはありますから!

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。