vol.182_自分の努力でなんとかなる目標。【意思決定】0072

目標には「自分の力ではどうにもならない目標」と「自分の努力でなんとかなる目標」があります。

例えば、皆さんがYouTuberだとします。

動画の再生回数や広告単価によって変動しますが、YouTubeのチャンネル登録者数が100万人を達成すると、月収の目安は300万~1,000万円になるそうです。

チャンネル登録者数が100万人を達成すると、クリエイターアワードとして「金の盾」が贈られます。

 

みなさんがYouTuberだったら、どんな目標を立てますか?

 

「登録者数100万人達成する」という目標を立てる人もいると思いますが、これは「自分の力ではどうにもならない目標」です。

言い換えると「待ち」の目標で、再現性がない目標といえます。

自分が何を、いつまでに、どれくらい行動したらいいのか具体的になっていないからです。

「登録者数100万人達成する」というのは、目標ではなく結果なんです。

 

でも、「動画を週に4本必ずアップする」というのは「自分の努力でなんとかなる目標」です。

いつまでに、どのくらい行動するかを明確にすることが出来るんです。

 

ここで分かって欲しいのは、「目標」は「自分の努力でなんとかなる目標」を立てて行くようにしましょう。

そうすると次に、どうやって週に4本の動画をアップするか「施策」を考えるんです。

どんなテーマの動画に絞るかが重要です。

あれもこれもやるとなるとYouTuberとしての特徴がぼやけてしまうので、やめましょう。

「目標」と「施策」が決まったら、後は、毎日繰り返し「やること」を決めます。

いつでも撮影機材を持ち歩いて、面白い場面に出会したらとにかく動画に収めるとか、毎日、仕事から帰ったら家で撮影するなどです。

なぜかというと動画の素材がたくさんないと、編集で面白くすることはできないからです。

 

そこで、みなさんの経営計画書の「チャレンジ100」に書いた内容をみて欲しいんです。

「自分の努力でなんとかなる目標」はいくつ書かれてますか?

もしその目標を1年以内に達成したいと願うのであれば、何を、いつまでに、どのくらいやると達成できるか明確になっていますか?

自分で決めた「やること」をコツコツと継続できているでしょうか?

これまでの進捗は予定通りに進んでいるでしょうか?

 

もう一度「チャレンジ100」に自分で書いた内容を見直して、ぜひ「自分の努力でなんとかなる目標」に書き換えてみてください。

やればできることを数字で目標にしていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。