vol.116_仕事に人をつける。【ダブルキャスト】1015

小さな会社を強くしていくためには、再現性を高める必要があります。

その時に人に仕事をつけているとその人にしか出来ない仕事が増えていき、だんだんとブラックボックス化していき、再現性とは程遠い組織になってしまいます。

そうではなくて、仕事に人をつけることがこれから先とっても重要になります。

仕事に人をつけるにはどうしたらいいかというと、人事異動または業務の担当替えが、社内でどれだけできているか、どれだけ進むかで、会社の体質が強くなるかどうかが決まります。

多くの会社では人事異動や担当替えをしません。

社員数が少ないからという理由もありますが、​​人事異動や担当替えをしようとすると社員から抵抗があるからです。

社長それちょっと難しいです、無理ですって言ってくるんです。

でも、できない事は無いんですよ。

中途社員が入ってきたらその担当業務を初めから任せるし、月日を重ねればできる様になるからやればできるんです。

人は環境によって育ちます。

これから先どんな人材が入ってきても環境が同じであれば、同じように育っていきます。

それをもし変えたいのであれば、目にみえる行動を変えると同時に環境を変えていくしかありません。

無理を承知でやってみると気づくと思います。

あれできるじゃんって。

これが全社員に行き渡るとダブルキャスト、トリプルキャストのできる社員が育っていきます。

会社がそこに向かうためには、できるできないじゃないんです。

やるかやらないか、会社はやり方では決まりません。

決定で決まります。

目指すべきは、ブラックボックスを作ることではなありませんので、ダブルキャスト、トリプルキャストができるようになっていきましょう。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。