vol.61_最高の凡事徹底を目指す。【環境整備(2)】0290

vol.61_最高の凡事徹底を目指す。【環境整備(2)】0290

世の中には天才と言われる人がいます。

でも天才と呼ばれる人は、そう多くはいませんし、私たちは天才を目指しているわけではありません。

何を伝えたいかというと、私たちは、努力と仕組みで到達できる最高のレベルを目指しているのです。

なので、偶然の一発逆転は狙っていませんし、特に仕事においては繰り返し結果を出せる、再現性にこだわってます。

やれば必ずできることを徹底することで、凡人のわたしたちでも成功することができるのです。

今年は、カタールでサッカーW杯が開催されました。

日本はE組1位で決勝トーナメント進出を決めましたが、選手だけでなく、日本サポーターの「ゴミ拾い」「掃除」が改めて世界の称賛を集めています。

特に海外のメディアでは、日本サポーターのゴミ拾いの様子が取り上げられています。

海外では、掃除をするのは掃除を仕事としている人がやることが多いのです。

小学校から大学に至るまで、また社会人になっても、教室や職場を自分で掃除するという文化がないのです。

だから、日本サポーターのゴミ拾いの様子が珍しいということで、ニュースとし話題性があるということなんです。

私たち日本人は、家庭でのしつけも学校での教育でも、自分達で汚した場所は自分達で綺麗にするということを、子供の頃から強制されていて、それを繰り返すうちに身について、良い習慣となり、文化となっているのです。

これはまさに環境整備であって、凡事徹底なんですね。

誰にでもできることを誰にもまねできないくらい徹底してやり続けると、それが「すごい」ということになり、評価されるのです。

私たちには基本的に、この精神が根底にしっかりと根付いているんです。

今回のワールドカップの記事にはこう続けて書かれてました。

「日本人サポーターのゴミ拾いを見て気づいた他の国のサポーターたちも、一緒にゴミ拾いをはじめた。」と書かれてたんです。

気づいて素直にまねて、実際に一緒にやってみることができる人は最強です。

凡人でも行動することで、最高のレベルに到達できるということを実践しているからです。

私たちも天才にしかできていことを目指すのではなく、誰にでもできることを人から見たら異常と思われるくらい徹底してやり続けることで、一流を目指していきます。

これからは、一人の天才に頼る仕事の進め方ではなく、最高の凡事徹底によるチーム力で仕事で成果を出せるように、継続と仕組みで到達できる最高のレベルを目指していきましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。