vol.143_『関心の輪』と『影響の輪』【有言実行】1524

私たちは日々あらゆることに心わずらわして生きています。

その中でいろいろな心配や後悔、あるいは不満などが心の中に渦巻いています。

個人的なこともあれば仕事のこと、それ以外にも「ウクライナとロシアはどうなるのだろうか」「円安はどうなるのだろうか」などは、多くの人が心の中で大なり小なり「関心」をもっていることだと思います。

 

これらの多くの「関心」や不安は、解決を祈ることはできても、具体的に「影響」を与えられないことが多いのではないでしょうか。

あなたが「影響」を与えられないことについて、いくら悩んでも何もかわりません。

「巨大地震は来るのだろうか」といくら不安に思っても、意識とは無関係に地震は来るときは来ます。

あなたにできることをできる範囲でやればいいだけです。

例えば、「タンスが倒れないようにする」とか「家族がばらばらにならないように連絡網を作る」「食料や水などを備蓄する」などで、準備を万全にすること。

これらが私たちにできることなのです。

 

多くの人が、自分の力では変えられないことを「ああでもない、こうでもない」と思い悩んでいます。

 

百歩譲って、プライベートでそう思って自分の行動を制限するのは自由ですが、仕事では違います。

あなたに与えられた仕事に向き合って、全力で取り組むことがあなたの業務です。

それを、あなたには関係のない事や、起きてもいない事をああだこうだと心配して、今やるべきことに集中しないでサボる言い訳にするのは間違いなんです。

「自分の力で変えられないことは考えない」と決めて、自分ができることに意識を集中させる。

それを実践するという呼吸感を見つけることが、イキイキと生きる心のあり方だと私は思っています。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。