vol.155_動きながら準備する。【行動】0520

何か目標を定めたり、何かをやろうとひらめくことがあります。

そのとき、今やろうと腰を上げるか、そのうちにやろうと一旦忘れるかに行動が別れます。

やろうと思ったときに、何かきっかけとなる行動を起こすことが大切で、それができない人は、いつになっても始めることができないのです。

初めの一歩を踏み出せない人はむしろ、そのうちやろうとしていると、次第に、まだ準備ができていないという、思い込みの方が強くなってしまうのです。

 

いつか、十分な知識、道具、技術、資金、やろうという気力、いけるという予感、やりきれる体力、その全てが完璧に揃う時期がいつか来ると信じてしまうのです。

よく考えて欲しいのは、いくら準備しても、それらがことの運命を分けることはありません。

 

そうではなくて、いかに素早く一歩目を踏み出せるか、いかに行動しながら多くの問題点に気づけるか、いかに丁寧に改善できるかが重要なんです。

少しでも成功に近づけるために、できることは、その工夫しかありません。

よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考えています。

なぜなら、実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからなんです。

だからよく失敗するんです。でもそれで順調だと思っているんです。

 

このように私達の脳は、自分の行動をうまく正当化するように作られているから、小さくても、一歩目を踏み出すという行動さえ続けていれば、なぜこれが正しいのか、脳が勝手に理由を集めてくれるのです。

私は、行動に繋がらない情報や知識は無意味だと考えてます。

大切なのは、不安をなくすことではなくて、いかに早く多くの失敗を重ねることができるかです。

そして、未来はいくらでも自分の手で生み出すことができるという自信を、休むことなく生み続けることなのです。

ぜひ、やろうと思ったときに何かきっかけとなる行動を起こして、未来を自分で作っていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。