vol.156_どんな出来事も良い方に解釈する。【解釈】0224

皆さん、幸運や不運というものは、突然無差別に降ってくるものではないことをご存知でしょうか。

実は、私たちは無意識のうちに、それらを自分から求めているのです。

このことに気づけば、他人のせいにしたり、環境や組織に不満を抱いたりするのではなく、自分自身の行動や考え方を変えることができるようになります。

 

私たちは、日常生活の中で何がプラスで、何がマイナスかを自然と判断しています。

しかし、その基準は一人ひとり異なります。

異なる文化や価値観を持つ人々が、同じ出来事に対して全く異なる反応をすることがありますよね。

これは、どのような出来事も、それ自体は良くも悪くもないということを示しています。

すべては私たちがどう解釈するかにかかっているのです。

 

ある出来事がマイナスの要素を含んでいたり不快な出来事に直面したとき、多くの場合、私たちはその出来事を自分の信念や価値観を裏付ける証拠として解釈し始めます。

同時に、楽しい出来事もまた、自分にとってプラスの要素を見出そうとします。

こうして、私たちは自分が信じることを証明するために、都合の良い根拠を後から見つけ出してしまうのです。

要するに、私たちが探し求めているものは、たいてい見つかるのです。

 

たとえば、「時間がない」「お金がない」「人がいない」といった理由で物事ができないという人は、実は最初から「やらない」という決断をしているのかもしれません。

そして、その決断の理由を後付けで正当化しているのです。

 

ですから、私たちが日常的に不快だと感じる状況に対しても、新たな解釈を試みることが重要です。

不快な状況であっても、プラスの要素を見出すことで、その状況を受け入れることが容易になります。

たとえ状況そのものが変わらなくても、解釈次第で私たちの感じ方や行動は大きく変わります。

皆さんもぜひ、目の前の状況をプラスに解釈し、新たな可能性を見つけ出してみてください。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。