経営計画発表会でお伝えした「相乗効果」の話がありますが、今日はこの「相乗効果」を「勢い」に言い換えて話ていきます。
強い集団、強い会社が持っている要素の一つに「勢い」というものがあります。
仕事ができる人の心得には、このように書いてあります。
0062「勢い」
『実力をはるかに超えて勝ち続ける会社(チーム)には、負 けるわけがないと信じて戦っている人が大勢いる。どんなに劣勢に陥っても、いつかは引っ繰り返してやるぞと本気で思い込んでいる。そして本当にそのとおりに勝ってしまう。』
(CCCメディアハウス 小山昇著『増補改訂版 仕事ができる人の心得』)
いかがでしょうか。
「勢い」を味方につけられたら、物事を加速できるので強いんです。
例えば、野球でもサッカーでも何でも良いんですが、この「勢い」という目に見えないものをどうやってチームが、手に入れているか、それを何とか再現性を高くできないか、そんなことも考えながら私はテレビで見ています。
「勢い」を手に入れるためには二つのものが必要です。
まずはコミュニケーションです。
信じきっていること、チーム全体が信じ合っていることが大切なんですね。
言葉に出さないと相手には伝わりませんので、まずコミュニケーションが必要です。
もう一つ必要なのが「ノリ」なんですね。
「ノリ」が良いと、勢いが生まれるっていうのを絶対忘れないでください。
「ノリ」が悪いと、勢いが生まれることはまずありません。
会社の「ノリ」っていうのは社員みんなでつくっていくんです。
「ノリ」が悪いと、会社の勢いは100%になれません。
なぜかというと、何かをやってみましょうとか、行ってみましょうとか、こういう「ノリ」が悪い人は、考える癖があるんです。
新しいことっていうのは、考えてもわからないんです。
やってみないとわからないんです。
にも関わらず、ちょくちょく考える。その時に邪魔をするものが個人の「気分」なんですね。
そんな組織チームに勢いが訪れることは絶対にありません。
ですから、いつも言っている通り、形から入って心に至ることをやってみることで、世の中にはわかることが、たくさんあるんです。
ますやってみよう、行ってみようと実践してみる。
そういうことで、勢いというものを手に入れることできますので、ぜひ「ノリ」で勢いが生まれる。これ忘れないようにしてください。