vol.157_ノリと勢い。【勢い】0062

経営計画発表会でお伝えした「相乗効果」の話がありますが、今日はこの「相乗効果」を「勢い」に言い換えて話ていきます。

強い集団、強い会社が持っている要素の一つに「勢い」というものがあります。

仕事ができる人の心得には、このように書いてあります。

0062「勢い」

『実力をはるかに超えて勝ち続ける会社(チーム)には、負 けるわけがないと信じて戦っている人が大勢いる。どんなに劣勢に陥っても、いつかは引っ繰り返してやるぞと本気で思い込んでいる。そして本当にそのとおりに勝ってしまう。』

(CCCメディアハウス 小山昇著『増補改訂版 仕事ができる人の心得』)

いかがでしょうか。

「勢い」を味方につけられたら、物事を加速できるので強いんです。

例えば、野球でもサッカーでも何でも良いんですが、この「勢い」という目に見えないものをどうやってチームが、手に入れているか、それを何とか再現性を高くできないか、そんなことも考えながら私はテレビで見ています。

「勢い」を手に入れるためには二つのものが必要です。

まずはコミュニケーションです。

信じきっていること、チーム全体が信じ合っていることが大切なんですね。

言葉に出さないと相手には伝わりませんので、まずコミュニケーションが必要です。

 

もう一つ必要なのが「ノリ」なんですね。

「ノリ」が良いと、勢いが生まれるっていうのを絶対忘れないでください。

「ノリ」が悪いと、勢いが生まれることはまずありません。

会社の「ノリ」っていうのは社員みんなでつくっていくんです。

「ノリ」が悪いと、会社の勢いは100%になれません。

なぜかというと、何かをやってみましょうとか、行ってみましょうとか、こういう「ノリ」が悪い人は、考える癖があるんです。

新しいことっていうのは、考えてもわからないんです。

やってみないとわからないんです。

にも関わらず、ちょくちょく考える。その時に邪魔をするものが個人の「気分」なんですね。

 

そんな組織チームに勢いが訪れることは絶対にありません。

ですから、いつも言っている通り、形から入って心に至ることをやってみることで、世の中にはわかることが、たくさんあるんです。

ますやってみよう、行ってみようと実践してみる。

そういうことで、勢いというものを手に入れることできますので、ぜひ「ノリ」で勢いが生まれる。これ忘れないようにしてください。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。