今日は「遠慮」と「配慮」の違いについてお話ししたいと思います。
一見似ているこの二つ、実は私たちの職場の雰囲気や、成長のスピードを大きく左右するものです。
まず「遠慮」について。
遠慮とは、相手に迷惑をかけたり不快な思いをさせないように、行動や発言を控えることです。
自己防衛の意味合いが強く、自分の立場や利益を守るための行動とも言えます。
つまり、遠慮は「自分のため」にするものです。
例えば、こういう場面です。
「この仕事は◯◯さんにはまだ無理かもしれないから、別の人にお願いしよう」とか「本人も忙しそうだし、今回は何も言わずにおこう」。
こうして“言わない”、“頼まない”という選択を取るのが遠慮です。
では「配慮」はどうでしょうか。
配慮とは、相手の立場や気持ちを考えて行動すること。
相手の気持ちや成長、そして信頼関係を生むためにする行動です。
つまり、配慮は「相手のため」にするものなんです。
同じ状況でも、配慮があればこうなります。
「今回の案件は正直かなり難しい。でも、〇〇さんなら挑戦する価値があると思ってる。もちろん私もフォローするから安心してほしい」。
このように正直に難易度を伝え、挑戦するかを一緒に考える。
あるいは、サポート体制を明確にして、安心感を持って取り組んでもらう。
これが配慮です。
だからと言って、遠慮が悪いことではありません。
場を穏やかに保ち、無用な衝突を避けるために必要な場面もあります。
でも、遠慮ばかりでは本当の気持ちが伝わらず、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。
だからこそ、これからの私たちには遠慮よりも配慮が必要です。
相手を思いやりながら、自分の意見や期待もきちんと伝える。
それが、お互いの成長と信頼関係の土台になります。
「遠慮」せず「配慮」しつつ、自分の言いたいことを伝えるコツは、
- **事実を明確に**(感情を混ぜすぎず、具体的に伝える)
- **相手の立場や気持ちを考えて伝える**(「あなたにこう感じてほしい」より「あなたのためにこう考えた」)
- **解決やサポートの道筋もセットで伝える**(相手に必ず途中経過を報告させてる)
要するに、事実+思いやり+安心感、この3点セットで話すことです。
この形だと、角が立たずに、でもしっかり本音が届きます。