tourist trap

GWは通常料金と違って、宿泊料や施設の入場料などが割増になっていることがあります。

商売人からすれば「稼ぎどき」だし、人件費などを増やして対応しているのだから、当然となるのかもしれません。

モノやサービスの価値ってなんでしょうか。

誰がどうやって決めるのでしょうか。

「お金」の機能は、価値の交換、価値の尺度、価値の蓄積・保存手段と言われています。

お店でモノを買おうとするときは、通常、すでに「値札」がついてるから、その値段で買うことになります。

その値段があなたの欲しいそのモノと比べて「高い」と判断すれば、買うのを諦めるでしょう。

反対に「安い」と思えば、つい買いすぎるなんてこともあるかもしれません。

私は行ったことがありませんが「時価」の寿司屋などは、注文して食べている時は値段がわからないので、お会計のときに伝票を見てびっくりなんて話をよく聞きます。

値段を気にせず(気にしているそぶりを見せず)にパーっとお金を使うのも、イキでかっこいいものです。

観光地などのモノやサービスについて「高い」とか「ぼったくられてる」と感じても、その価格で購入することが多いのではないでしょうか。

「tourist trap」という言葉をご存知ですか?

Cambridge Dictionaryによれば”a crowded place that provides entertainment and things to buy for tourists, often at high prices.” とあります。

物の値段や宿泊料などが高過ぎて、観光客からぼったくるようなことを言います。

すぐに頭に思い浮かぶのは、千葉にあるのに東京と名のつく、エラクボッタクリ・パレードをやってるあそこ。

モノの値段は高いし(キャラクターなどの付加価値がついていて「欲しい」と思わせている)、お菓子は近所のスーパーで売っている物とほとんど変わらないのに、やっぱり高い。

そして、いつ行ってもあの殺人的な混雑具合。

今の私には耐えられない「修行の場」でしかありません。

結局、その人がそのモノやサービスのことが好きで、満足しているのであればいいと思います。

モノやサービスの価値は、世の中が決めているのはわかるのですが、高くてひどいモノよりも、やっぱり安くていいモノを選びたいですね。

そのためにも、日頃から価格の変化など「微差」に気づくように心がけたいです。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。