コマツ粟津工場を見学してきました!

石川県小松市の粟津にある、コマツの工場へ見学に行ってきました。

粟津駅で、弊社担当でコマツ埼玉のKさんと合流。

駅でコインロッカーを探したけど見当たらず、仕方なく工場までゴロゴロと荷物を転がして行くことになりました。

世界に誇る日本の企業コマツ。

重機土工会社の弊社では大変お世話になっていて、コマツはなくてはならない企業のひとつです。

建物の中には、1940年(昭和15年)に粟津工場で製造された、ガソリンエンジンのG40トラクターが展示されていました。

ちなみに現在の重機は軽油で動きます。

このG40が後の国産ブルドーザーの元祖となります。

太平洋戦争をくぐり抜け、よく「鉄」として溶かされずに残っていたもんだと感心しました。

このころはまだコマツカラーの「黄色」ではなかったようです。

工場の方に「コマツの重機は、なぜ黄色になったのか?」と尋ねると、「安全面を考えて目立つ黄色になった」とのことでした。

工場内では撮影禁止。

なので頂いたパンフレットから工場の様子を引用します。

女性ガイドさんの説明をイヤホンで聞きながら組み立て作業を見学。

カタツムリの速度で動く、黄・赤・緑・白・紺色分けされたベルトコンベアの上で組み立て作業をしていきます。

製造ラインごとに組み立てる重機が決まっていると思っていたのですが、一つの製造ラインで色々な重機を組み立てているのには驚きました。

注文生産でお客様のご要望通りの重機を組み立てていくのです。

「グレーのヘルメット」の作業員たちが組み立てを行い、自分のやった作業を自己チェックします。

次に「赤いヘルメット」の人が作業のダブルチェックをして、ボルトの締め付けなどを確認してマーカーでチェックをする人で、女性の方もいました。

じつは、女性の方が厳しくチェックをするそうですよ。

この辺りでは地下水が豊富で、夏は涼しく冬は暖かく感じる17℃と安定した温度の水を空調や部品の洗浄に利用しているとのことでした。

完成したばかりのたくさんの重機を見ると、なんだかワクワクしました。

見学後は、工場長からD20Pの弊社での使い方について質問があったので、弊社社員が河川築堤工事での使用についてお答えさせていただきました。

このブルドーザーは今は製造されていないので、弊社で所有している4台はとても貴重で、現場で大活躍しています。

あっという間に電車の時間が来てしまい、工場見学のお礼を伝え急いで出てきてしまいました。

確かな技術による信頼の重機をありがとうございます。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。