再配達は時間を守り思いやりの気持ちを持っていれば減らせるのでは?

セールスドライバーがしている人間ウォッチング

とあるメールマガジンで、セールスドライバーがしている人間ウォッチングの興味深い話があり、知人に共有したことがありました。

セールスドライバーは、Amazonなどの荷物を配達してくれる配達員のことです。

そのメルマガの内容をまとめると…

『お客様に荷物を届けるときにその受け取り方に差があると言います。

裕福そうな家庭に荷物を運ぶと、必ずと言って良いほど感謝をされるとのこと。

さらに、その家の玄関先や庭先を覗いてみると、必ずと言って良いほど、綺麗にしていることはもちろん、全てのモノが整い、清潔感を感じると話してました。

また、時間指定配達で荷物を持って行っても家に不在だと再配達になるわけですが、この再配達率が、普通の家庭と比べて圧倒的に少ないとも話してました。

自分のスケジュールをしっかり把握し、人(セールスドライバー)の時間を決して奪わない。

と書いてありました。

配達してくれる人への最低限の礼儀

こう話をしたところ、ある人から「専業主婦がいるかいないかで違ってくるから、私はそうは思わない。」と意見が出ました。

さて、本当にそうでしょうか?

これを聞いてすぐに「家族間でコミュニケーションがしっかりと取れてないのかな?専業主婦ってお留守番なの?」って感じました。

もし日中、仕事で家を留守にしている人が何かをネットで注文する時、

①家族間でコミュニケーションが十分に取れていて、お互いに協力的であれば、家族が代わりに確実に受け取れる時間帯を指定する配慮はできる。

②家族に受け取られると何らかの理由で困る?場合は、自分で確実に受け取れる時間帯を指定する。

③一人暮らしの人でも、コンビニ受け取りや、宅配BOXを設置して受け取る。

など、いくらでも「再配達」が起きない工夫はできるのです。

家に人がいるか不在かは偶然のタイミングではなく、配達してくれる人への最低限の礼儀だと私は思います。

再配達率が高い家庭とは、どんな家庭だろう?

再配達率が高い家庭とは、どんな家庭なのか想像してみました。

時間を守る意識がそもそもなく、「自分がいる時にセールスドライバーが届けるのは当然、もし自分がいなければ「再配達」してもらうのも当然」と考えてる自分勝手な人がいる家庭。

玄関は散らかっていて、掃除も行き届いてない、見るからに「心の余裕」がない人がいる家庭。

挨拶もしなかったり、お礼も言わない「礼儀知らず」な人や、相手によって対応を変える人がいる家庭。

そもそも、時間帯指定ができることを知らない、または知っていても方法が分からないで「ポチッ」としてる、いわゆるスマホなどの道具を使いこなせていない残念な人がいる家庭。

配達する側からすると、いい迷惑だと思う

社会的・経済的損失は膨大です。

国土交通省によると、年間の全宅配物の内の約 2 割が再配達を行っているとのこと。

その再配達に使われる労力は、年間約 9 万人のドライバーの労働力に相当し、再配達のトラック から排出されるCO2の量は年間でおよそ42 万トンであるとされる。

トラックドライバーの人材不足や環境問題、今後の通信販売の利用増加の可能性から、再配達に関する対策が必要であると考えられている。

この一連の問題を再配達問題と言う。

まとめ

宅配便などの再配達率を減らすには、配達してくれる人への感謝の気持ちと、最低限の礼儀・思いやりを持って接することです。

配達時間帯は必ず設定して、自分で決めた日時には家にいるようにすること。

約束はできる限り守りましょう!

ちなみに私はク○ネコヤマトさんや佐川○便さんとは、何ら関係はありませんので。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。