vol.111_私達の当たり前をお客様に知ってもらう。【非凡】1312

今日は、私達の当たり前をお客様に知ってもらうという話をしていきます。

差別化という言葉を聞いたことがあると思いますが、ライバルとの差別化で大切にしてほしいことがあります。

それは、店舗に新しいマシンや設備を導入し続けることではありません。

これらも一時的には差別化になることもありますが、正直、ライバルもすぐに真似できてしまうんです。

そうではなくて、みなさんが日頃、勤務中に徹底してやっていることをお客様に知ってもらうことでも、差別化はできるんです。

それをお客様に気づいてもらうっていうやり方ではなく、自分達が取り組んでいる当たり前のことを、お客様にアピールしてください。

例えば、フィットイージーのスタッフとインストラクターは駐車場の利用は一番遠い場所に停めて、お客様に施設に近い場所を利用していただいてます。

また、シャワー室の足拭きマットは、どのくらいの頻度で洗濯してますなどです。

みなさんにとっては当たり前のことでも、お客様から見れば「初めての話」ということはたくさんあります。

「そんなこと当たり前だよね。」と言うお客様は普通です。

でも、掃除や洗濯をしているだろうという事は知っていても「そこまで徹底してやってくれているんだ」と感性のいいお客様は、気づいてくれます。

私たちはその感性のいいお客様を大切にしていきましょう。

新たな価値なんて自分には提供できないと感じる人もいるかもしれませんが、実はそんなに難しく考える必要はありません。

とにかく私たちが、日頃から当たり前に取り組んでいること等を、経験や体験を交えてお客様に知っていただくだけです。

スタッフは「先日ご指摘いただいた、もしくはアンケートに書いていただいたこの部分なんですけど、早速改善してきましたご指摘ありがとうございます」というように実行すると、すぐやってくれたのありがとうと、お客様に気付いてもらえるということですね。

そのようにして、自分達にとっては「当たり前」のことでも、お客様に教えてあげないと気づかない人がたくさんいて、差別化も無駄に終わることが多々ありますので、ポイントは見える部分で行うことです。

はい、私達の当たり前をお客様に知ってもらうことで、差別化を進めていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。