vol.4_感性を磨く環境。【頭がいい】0024

vol.4_感性を磨く環境。【頭がいい】0024

今日のテーマは、感性を磨く環境という話していきたいと思います。

先日、とある特別養護老人ホームへ企業見学に行ってきました。

このイベントは「徹底的にパクる」を略してTTPツアーズと呼ばれていています。

仕事をしやすい環境を整え維持する、改善内容のビフォー・アフターを見学させてもらいました。

この施設でも、日々、環境整備が行われています。

環境整備は社員の感性を磨くためにも実施しています。

15分間、決められた場所を徹底的にきれいにすることで、その中で気づきの感性を磨いていって、感性が良くなると、いろいろなことに気づきます。

気づいた方が人生は豊かになりますが、ただ気づくだけだと何も人生は変わりません。

気づいた上で気づいたことを何か1つ行動・実行する。

そうすることで体験・経験が身に付いて、気づいたことが仮説となって、行動・実行すると、それが正しかったのか正しくなかったのか結果が出ます。

この積み重ねの体験・経験で、人生が豊かになっていくという流れになってます。

なので私は普段から、社員の皆さんがどんなことに気づいてるのかっていうのは焦点を当て見ています。

TTPツアーズでは、参加する社員には事前に課題を出してます。

課題と言っても難しいことではなくて、一つは「できるだけ多くの人と名刺交換する」という、誰にでもできる課題です。

もう一つの課題は、TTPツアーズに参加する以上は、気づきを10個報告しなさいということです。

報告書を出さないと日当が出ませんし、次の出張へ同行させてもらえません。

出張は楽しいもので構いません。

参加する動機は不純でも、全然構いません。

このようにまず初めは強制をしていくことで、人っていうのは素直で明るい人が育つんです。

よく強制は良くないとか言いますが、それは間違いです。

強制がない勉強は社員教育ではありません。

皆さんに思い出して欲しいのですが、子供の頃に、靴を揃えなさいとか、お箸は右手で持ちなさいとか、誰しも矯正を経験してるんですね。

それなのに社会人になり、社員教育になると、個人の意見が優先したり、強制されることがないと、我の強い素直じゃない社員が育っていきます。

そうすると我の強いまとまりのない組織が出来上がっていくんです。

なのでまず、しっかり日々の環境整備を徹底して続け​​て、感性を磨くことです。

再確認ですが、環境整備というのは「仕事をやりやすくする環境を整えて備える」ことです。

掃除とは違います。

感性のいい素直な社員を育てていく環境を、整えて行きたいと思います。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。