vol.167_プラスのセルフイメージを持つ。【実現可能】0671

人は自分が考えた通りの自分になるんです。

これを「セルフイメージ」と言います。

「セルフイメージ」は、あなたが思っている以上に影響力が強いんです。

例えば同じアドバイスをしても、短期間で結果を出せる人といつまでたっても結果を出せない人がいます。

その違いの根源を探っていくと、実は「セルフイメージ」の違いが大きいんです。

「セルフイメージ」がマイナスのままだと「自分にできるだろうか?」と不安が先に立って何も新しいことができません。

また新しいことを手がけたとしても、ほんのちょっとやっただけで「これじゃ結果は出ない」と諦めてしまったり、結果が出たとしても「たまたまじゃないか」と、今までのダメな自分に戻ってしまうことがあります。

 

だから、目標達成するためには「セルフイメージ」を改善できれば、飛躍的に人を成長させるきっかけになることが多いのです。

 

例えば、ある八百屋さんが「自分は八百屋である」と言うだけの「セルフイメージ」を持っていたとすれば、話の展開は次のようになります。

 

最近近くに大型スーパーができて、売り上げが落ちる一方だ。

値段を下げて対抗しても、相手は大手だし、限界がある

野菜の品質には自信があるけどお客様はわかってくれない

最近のお客様は特売品ばかり買いに来る。

こんなふうに言うんです。

 

その八百屋のチラシを見ると、見出しに「安く、さらに安く!」と言う文字が書かれていたりするのです。

わかりますか?

すべて「セルフイメージ」が原因になっています。

つまりマイナスの「セルフイメージ」を持っていた場合、売り上げに大きな影響力を与えることになります。

 

この八百屋の例でわかるように「セルフイメージ」を改善していくことが、収益を上げる上での大前提です。

例えば、この八百屋が「季節の食材の提供を通して、家族の絆と健康を促進するスペシャリスト」という「セルフイメージ」を持っていたらどうなるでしょうか。

 

野菜を売るのが仕事ではなく、家族の絆と健康を促進するのが仕事ですので、食品以外にも扱う商材は広がっていきます。

健康を促進するのが仕事だから、食材は安く売るのではなく、高級食材を扱うことができます。

すると価格競争に影響されないし、健康意識の高い高級志向の富裕層が集まることになる。

このようなコンセプトに切り替えると、値下げ合戦に陥ることはないのです。

 

人は自分が考えた通りの自分になります。

皆さんもぜひ、マイナスの思い込みで自分を縛るのではなく、前向きなプラスのセルフイメージを持つようにしましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。