今日は、ちょっと面白い出来事と気づきがあったので共有しますね。
つい先日の出来事なのですが、知人のAさんとファミレスで食事をしてきました。Aさんが注文しようとタッチパネルのメニューを操作して「肉汁(にくじゅう)ごはん」と言ってきました。
「えっ、ファミレスのメニュー開発はすごいな!そんな変わったメニューがあるんだ!」と思いつつ、思わず「にくジューごはん?」と聞き返してしまいました。
ところがAさんが指さしていたのは「チゲうどん」でした。
この時、何が起きていたかというと、店内がガヤガヤ騒がしかったこともあるのですが、Aさんは注文しやすいように、メニューの番号である「65番」と言ったのを、私が「肉汁ごはん」と聞き間違えただけだったんですね。
この時思ったことは、このたった一言で存在しないメニューを作り出してしまう人間の脳の力はすごいなということです。
もし職場にいたとして「65番」と言われたら、果たして「肉汁ごはん」と解釈することはあるでしょうか?
おそらく「肉汁ごはん」とは解釈しないはずです。
ということは、ご飯を食べる環境である「ファミレス」にいるという前提が「肉汁ごはん」という奇妙な解釈を生み出したということではないでしょうか?
そう考えると、仕事の中にも聞き間違いや勘違いをしていませんか?ということなんですね。
聞き違いや勘違いで相手が言ったことをわかったと思い込み、誤解したまま確認もせずに作業を始めたとしたら?
なぜそんなことをしてるの?となるのは当然なんです。
ではどうすれば良いかというと、①メモをとらせること、②伝えた内容を相手に復唱させること。
この二つをすることで誤解を防ぎ、相手が理解していることを確認することができます。
正しく伝えることと、正しく理解することはとても難しいことですが、勘違いをできる限り少なくして、伝達ミス、誤解をなくしていきましょう。