vol.159_理解は偶然、誤解は当然。【勘違い】1428

今日は、ちょっと面白い出来事と気づきがあったので共有しますね。

つい先日の出来事なのですが、知人のAさんとファミレスで食事をしてきました。Aさんが注文しようとタッチパネルのメニューを操作して「肉汁(にくじゅう)ごはん」と言ってきました。

「えっ、ファミレスのメニュー開発はすごいな!そんな変わったメニューがあるんだ!」と思いつつ、思わず「にくジューごはん?」と聞き返してしまいました。

ところがAさんが指さしていたのは「チゲうどん」でした。

この時、何が起きていたかというと、店内がガヤガヤ騒がしかったこともあるのですが、Aさんは注文しやすいように、メニューの番号である「65番」と言ったのを、私が「肉汁ごはん」と聞き間違えただけだったんですね。

この時思ったことは、このたった一言で存在しないメニューを作り出してしまう人間の脳の力はすごいなということです。

もし職場にいたとして「65番」と言われたら、果たして「肉汁ごはん」と解釈することはあるでしょうか?

おそらく「肉汁ごはん」とは解釈しないはずです。

ということは、ご飯を食べる環境である「ファミレス」にいるという前提が「肉汁ごはん」という奇妙な解釈を生み出したということではないでしょうか?

 

そう考えると、仕事の中にも聞き間違いや勘違いをしていませんか?ということなんですね。

聞き違いや勘違いで相手が言ったことをわかったと思い込み、誤解したまま確認もせずに作業を始めたとしたら?

なぜそんなことをしてるの?となるのは当然なんです。

 

ではどうすれば良いかというと、①メモをとらせること、②伝えた内容を相手に復唱させること。

この二つをすることで誤解を防ぎ、相手が理解していることを確認することができます。

正しく伝えることと、正しく理解することはとても難しいことですが、勘違いをできる限り少なくして、伝達ミス、誤解をなくしていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。