どれだけ準備しても予期せぬことは起きる

資格試験の受験会場は、日曜日に大学の教室などで行われることが多いです。

ほとんどの場合、試験当日まで教室内の設備がどんな感じなのかわかりません。

私が受験したある年の都内の某大学の教室は、広くて大きな「レクチャーシアター」式の部屋でした。

行政書士試験は毎年、11月の第二日曜日。

その日の教室内の空調は、暖房か冷房なのかよくわからない風が、私の座っていた席に直接当たっていました。

試験開始前にちゃんとトイレに行ったにも関わらず、空調で体が冷えてしまい開始から40分でトイレへ。

席を立って通路に出るのために、狭いのでわざわざ隣の受験生に一度立ち上がってもらわなければなりませんでした。

その隣の受験生は小声で何やらブツブツ文句を言いながら私を通してくれました。

試験中は不正防止のためトイレへ行くときは手をあげると、試験官がトイレまでついてきます。

この時の試験ではこの後、もう1回、トイレに行きました。

隣の人のイライラはMAX状態。

この人は結局、最後までずっと小声でブツブツ言いながら貧乏ゆすりしていました。

私の頭の中は「空調寒いな〜、またトイレに行きたくなったらどうしよう、隣のイライラで集中できないな〜」と言う感じで全く集中できず試験を終えました。

何が言いたいかと言うと、どれだけ準備しても予期せぬことは起きると言うこと。

そして何があっても集中できるように日頃から訓練しておき、試験本番で「自滅」しないこと。

何があっても合格する人は、合格するのです。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。