「属地主義」と「属人主義」

「属地主義」って聞いたことありますか?

日本の法律は日本国内に法律が適用され、地方公共団体の条例であればその自治体内にある人や物に当該地域の法令が適用されるということです。

例えば、JR大宮駅周辺は、安全できれいなまちづくりを目指すため、路上喫煙禁止区域がさいたま市の条例で指定されています。

これは東京都民であってもアメリカ人であっても、路上喫煙禁止区域にいる限り、タバコを吸ってはダメということです。

これが「属地主義」です。

要するに、「郷に入れば郷に従え」ということですね!

この「属地主義」と逆の概念が「属人主義」です。

これは、場所ではなく人に着目して法令を適用する考えで、日本国籍を有する者や、その自治体の住民を対象とするという感じです。

先日観た映画、『翔んで埼玉』を例にすると、

「埼玉県人」は「通行手形」がないと東京都内の「池袋」に入れないという法令が適用される、これが「属人主義」です。

翔んで埼玉

都内に行くたびに、おでこに「さ」の字が見えてないかヒヤヒヤしてしまいますね。

皆さんも遠慮せずに、埼玉ポーズを広めてください(笑

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。