優秀じゃなくてもいい、素直が一番です。

会社組織にはルールを守らない(守れない?)人がどこにでもいます。ルールを守れない人の多くは、”忙しい”とか”自分のやり方を変える必要が無い”など色々な理由を言います。しかし、このような人がいることは、会社にとって弊害が大きいのも事実です。

また、ルールを守らない上に、自分が雇用されるだけの価値があることを見せるために「何かしているフリ」をする人もいます。雇い主に対して働いているというのを見せるために、無駄な動きをしているのはよく見かけます。

決まった時間、会社にいるだけの人であれば、いないほうがマシです。こうゆう社員に限って、暇そうにしている割には「何かやることありませんか?手伝いましょうか?」とは一度も言ったことはありません。

頭の中に「自分の考えが絶対正しい。社長に理解してもらおう。」そういう考えがあると、それは、表情や口調に必ず表れてきます。そしてその言い方も「この条件に応じなければ、こうしてやる」と言わんばかりに「社長の言うようにやったときは、こうなってしまいますよ」と自分の意思を表現しないで「脅し文句」を平気で言ってくる「チンピラ気質」社員も中にはいます。意見があるなら普通に言えばいいのに・・・幼稚園児を採用した覚えは無いのですが、困ったものです。

「あなたがおかしいと思うのは自由です。それを声に出して社会を動かし、あるいはルール改正を働きかけるのも自由です。でも、自分がおかしいと思うことは皆もおかしいと思うはずだ…といった理論で行動することはやめた方がいいでしょう。このことに限らず、とにかく「自分が正義だ」といった理論を展開する人間がいます。理論展開までは自由でも、その理論で事を動かすとなると見過ごすわけにはいきません。個人個人の正義で世の中を動かしたら、社会はたちまち破滅してしまいます。自分の思いは、常に法と社会規範との繋がりの中で検討されなければならないのです。」

私は「うそ、やらせ、やったふり、つじつまあわせ」を徹底的に排除する仕組をつくりたいと思っています。

社歴がどんなに長くても、今までにどれだけ会社に貢献して来た社員であっても、「やってはいけません」と言ったことを平気でする人は、何度言っても変わらないのであれば「うちじゃなくどこか他所で力を発揮した方がお互いのため」と言って辞めてもらうことになるでしょう。仕事の能力とは関係なく「やってはいけない」と言うことを守るのは、その人の意思がしっかりしていれば難しいことでは無ないはずですから。

優秀じゃなくてもいい、素直が一番です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。