本日は午前中に弊社第31期決算報告会のため、税理士法人キャンバス様にお邪魔しました。
第30期が良い意味でイレギュラーな年でしたので、第31期の数字が大変気になるところでした。
税理士の越川さんに「確定申告の税額計算報告書」の説明から始まり「貸借対照表」「損益計算書」について解説していただきました。
自社の努力では変えようがないこととしては、受注した工事の着工時期が変更になったり、施工している工事の工期が延長になったりすることです。
「完成工事基準」を採用しているので、決算期に受注した工事であっても完成が来期になってしまえば、今期に売り上げに計上できないことがあります。
逆をいえば、前期に受注したのに今期に計上できる「仕掛かり工事」がどれくらいあるかにより、春から夏にかけてのスタートダッシュに気持ちの余裕ができてきます。
前期の反省点は、お客様にご紹介していただいた初めてお取引する会社の工事を断りきれなかったことです。
見積もり資料をいただき内容を検討した結果、11月からの繁忙期に、同じ人数・同じ台数の重機を投入するのに、ひと現場の売上が予定額に満たないとなると、採算が取れません。
工事内容を検討した段階で施工する気がない工事に関しては、見積もりそのものをお断りすことを学びました。
また、今回は今まで外注にしていた重機オペレーターの何人かを期間雇用にしてみた初めての年でした。これは社会保険未加入問題に対応した策です。
やはり期間雇用であっても雇用するとなると費用がかかってしまいます。
さらに「金融機関は決算書のどこを見ているか」についてお話ししていただきました。
① 自己資本比率(15%以上)⇨64.1%
②債務償還年数(10年以内)⇨実質無借金経営なので0年
③赤字(2年)と債務超過(1年)⇨貸借対照表の自己資本は前期より300万円ほどアップ
3項目ともに問題なしで、第31期は黒字で決算を迎えることができました。
第32期は、初めて「経営計画書」による経営を実施しています。
成果が出るまでにはまだまだ時間が必要だと思いますが、じっくり焦らずに数字をチェックしていきます。
最後に越川さんからお菓子のプレゼントをいただきました。
これは同じ100年塾で学んでいる北海道の「お菓子のふじい」様で作っていただいたものだそうです。
美味しいお菓子、ありがとうございます!