小さな会社というのは誰にでも出来ることを徹底して磨いて、誰にでもできることで一流を極めていくのが一番いいんです。
それはなぜかというと、今後、優秀な社員が入ってくることはないからなんです。
ですから、誰にでもできることを誰もマネできないくらい徹底してやり続けることが重要になります。
これを「凡事徹底」といいます。
例えば挨拶。若手社員や入社まもない中途社員は比較的、挨拶をしっかりすると思います。
ですが社歴が長くなるにつれて、職責が上がるにつれて挨拶が昔のようにできなくなる人が、どの会社でも多いと感じます。
年配の自分より若手人や社歴に浅い人が先に挨拶するべきと思い込んでいたり、考えられる理由はいろいろあります。
これはどの会社でもどんな業種でもある「普通」の社会人ですね。
でも「普通」の会社ではライバルには勝てないんです。
お客様にも我が社を選んでもらえないんです。
何かで目立つ、何かでお客様に喜んでもらわないと絶対に選び続けてはもらえません。
こう言うと何か特別な技術や能力を求めがちですが、そうではなくて、誰にでも出来ることを徹底してやり続けるだけで、その分野の1番になることが誰にでも出来るというのをわかってください。
いろいろな理由を見つけて普通の人はやり続けることをやめてしまいます。
普通の会社はすぐに効果が出ないとやめてしまいます。
だからこそやり続けるだけで差がつくようになるんです。
これこそがいずれ会社のブランドとなり、お客様からの支持を集めるんです。
ではさっき話した「凡事」って何かというと、わかりやすく言うと、整理、整頓、清潔、礼儀、規律ですね。
特にその中で一番わかりやすいのは礼儀じゃないでしょうか。この礼儀を社内・社外の違いなく、どこまで引き上げるか、これがとても重要になってくると思います。
まずはイヤイヤでもいいからやらせる。
イヤイヤでもいいからやってみる人は優秀なんです。
「普通」の人は「意味あるんですか?」とか言い訳を探してやらないからです。
イヤイヤでもいいからやってみて、真似ることができる人はすごいんです。
なぜかというと、素直じゃないとマネできないからです。
あとは意味なんて考える必要なく、ただ「凡事」を人から見て異常と言われるくらい徹底して続けていくと「凡事一流」となっていきます。
そうなればもう周りから見て「あの人はすごい!あの会社はすごい!」ってなるんです。
整理、整頓、清潔、礼儀、規律の凡事を今日からでもいいから、徹底してやり続けていきましょう。
人より早く挨拶する。
人より大きな声で挨拶する。
人が見ていなくても毎日トイレ掃除をする。
何でもいいので、誰にでも出来ることをまずやってみて、続けていって、徹底して磨くことで強い会社にしていきましょう。