最後までやり遂げてくれた社員に感謝です!

経営計画書による経営

今年の5月から「経営計画書」による経営をスタートしました。

「経営計画書」には「基本方針」をはじめ「あるべき4つの姿」「長期事業構想」「中期事業計画」などが明記してあります。

また「あなたの任務は…」と言う欄があり、社員一人ひとりに、なって欲しい姿や達成して欲しいことを社長の私が直筆で書き入れています。

現場監督のSさんには「仕事を任せ人を育てる」ことを、重機オペレーターのOさんには「法面整形(仕上げ)をミスを恐れずやる」ことを書きました。

法面整形とは、河川の築堤(土手)の斜面(法面)をバックホウで設計通りに仕上げる作業のこと。

法面整形

現場の課題

重機のオペレーターには個人の技量差があり、できる作業とできない作業があります。

中でも法面整形は高度な技術力を要するため、安心して任せられるのは、社員オペレーター・外注オペレーターを合わせても限られた人数しかいません。

法面整形ができる人たちの多くは5年後から10年後には引退する年齢。

いつまでも彼らに頼り「人に仕事をつける」ことをしていては会社の将来はありません。

任務を自覚しチャレンジ

今回SさんとOさんが同じ工事現場で組み、それぞれが任務をやり遂げてくれました。

早く綺麗に仕上げられるオペレーターに任せれば安心ですが、それでは未経験のオペレーターはいつまでたっても成長しません。

Sさんは現場監督としてOさんを信頼し作業を見守り、最後まで法面整形作業をやり遂げさせてくれました。

またOさんも最初から最後まで法面整形をやりきったのは今回が初めてでした。

やり遂げた社員の話

弊社では社長がすべての社員と月に一度、1on1ミーティングと言う面談を行なっています。

先日1on1ミーティングでOさんは「大変だったけどやればできるんだなと思った。達成感があり嬉しい。フソウに入って20年以上になるけどこんなのは初めて。現場を見る視野が広くなった。」と感想を話してくれました。

thank you

まとめ

人手不足の状況が続く中、新しく従業員を採用することができなかった場合、今と同じ売上を確保するには、業務を効率化して社内の生産性をアップするといった取り組みが必要です。また社員一人ひとりの業務内容を見直した上で無駄な仕事を削ることや、ITや設備機器の導入によって人の手を介した作業を減らすなどが必要となってきます。

今回の様に社員一人ひとりが方針を守り任務にチャレンジし、困難な状況でも知恵を絞り、日々頑張ってくれていることに感謝です。

とても嬉しい報告が聞けました。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。