vol.31_同じことを繰り返して上手くなる。【経験】0453

vol.31_同じことを繰り返して上手くなる。【経験】0453

今日のテーマですね、同じことを繰り返して上手くなるという話をしていきます。

今は情報化社会で、誰でもスマホで簡単に新しい情報や知識は手に入ります。

ただ新しいことを次々と仕入れても、実際に活用できていることって少ないことに気づいてますでしょうか。

仕事でもプライベートでも基本的に、9割は同じことを繰り返して上手くなるのです。

例えば、9月に開催予定の経営計画発表会には型があります。

セリフまで決まってます。

それをカスタマイズで型を教えてもらい1回目をやる、翌年も同じようにやっていく、そうすると司会も受付も上手になるんです。

別の例でいうと、勉強会やセミナーですが、1回の参加で100%真似しようとしても上手くいきません。

なのでそれで自分の仕事に合わせて教えてもらった中から1回目は40%、 2回目は60% 、3回目は80%と、繰り返し理解を深めて、成長していくのが正解です。

もし1回の勉強会やセミナーへの参加で勉強してわかった、わかったから次のことを勉強してまたわかったというように、わかったようなことだけがどんどん増えてしまい、実際にできることっていうのは、いつまでたっても増えない、成長しないという状態になりがちなんです。

知ってることと、できることには、天地の差があります。

皆さんに分かっていただきたいんですが、仕事で必要な基本的な姿勢というか原理原則って、そんな数は多くないんですね。

ただそれを徹底できるかどうかが重要だということなのです。

流れとしては、初めてのことは上手くいかない、繰り返すことで上手くいく、繰り返して型を整える、その型をマネすることで誰でもできるようにする、このサイクルを繰り返しできるようにすることが重要なんです。

気づいた方もいると思いますが、ここには個人の経験や技術は出てこないんです。

人に仕事をつけるのではなくて、仕事に人をつけることで、再現性を高めることができるんです。

最後になんですが、繰り返し上手くなるのは良いことだけではありません、悪いことや悪い習慣も繰り返し上手くなってしまうので、どうせだったら良いこと、良い習慣を社員一人ひとりがしっかり上手くなるようにして、会社を強くしていきましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。