vol.45_リスクゼロはチャンスゼロ。【チャンス】1051

vol.45_リスクゼロはチャンスゼロ。【チャンス】1051

今日のテーマは、リスクゼロはチャンスゼロって話をしていきます。

新型コロナウイルスの蔓延が起きてから3年目になりました。

皆さんも、行動に伴う感染のリスクについて、よく考えて行動していると思います。

でもコロナに限らず何をするにも、リスクゼロまで考えたり準備をしたりする人がいますが、リスクゼロになるまで時間を待っていると、何事も、もうチャンスはありません。

ビジネスで言えば、待っている間に他の会社がもう手っ取り早く始めていて、お客様の市場を奪い始めているからです。

なのでリスクゼロまで待つ事は、完全に間違いなんです。

リスクが2割から3割くらい多少残ってるけど、そのリスクをどうしていくかは、行動しながら解決していくのが一番正しいやり方になります。

コロナショックは小さな会社にとっては、ピンチではなくチャンスに変わりつつあります。

大きなピンチに直面した時というのは、人の心が変わるとき、人の心が動く時なんです。

これをチャンスと見て動くことです。

何をすべきなのか、どう動くべきなのか、とにかく動くこと。

ピンチをチャンスに変えるには、準備してとにかく早く多く動くことです。

今はまだコロナ禍なので、固定費の大きな会社はものすごく困ってます。

アメリカでは筋トレで有名なゴールドジムも倒産してますし、日本国内でも、これから先、コロナがきっかけの倒産が増えていくと思います。

でもそういった時に、大企業は手を出さないニッチな部分で、新商品・新サービスを展開すると、お客様をそっちに移行するきっかけがあるチャンスになります。

ニッチな部分というのは、​​大企業ではやらないことに着目して、やることを絞るということです。

「仕事ができる人の心得」1051チャンスにはこう書いてあります。

貯金ができない。前から準備をしていないとつかめない。一度掴むと次々に回ってくる。いちど逃すとなかなか回ってこない。問題意識を持たないとつかめない。

(CCCメディアハウス 小山昇著『増補改訂版 仕事ができる人の心得』)

重要な事は、日頃からお客様の困っていることや不足していることを聞き取って、どんどん報告するようにしてください。

お客様の声をヒントに「あれこれいけるんじゃないかなぁ」ってことに気づくことから、新規事業・新サービスっていうのは始まります。

ですから、

①気づいたら素早くマーケットとライバルを調べる、

②自社の人・モノ・金のどの強みで行けるかどうかを考える、

③これですぐ行動する、ダメならすぐ変えるというサイクルをどんどん回して行きます。

会社の将来は、今と同じ延長線上にはありません。

変わっていかないと​​生き残れない、そういう時代になってますから、もう一度言います、リスクゼロはチャンスゼロです。

多少のリスクはとる覚悟で、何事も素早く行動するようにしていきましょう。

今日の知行合一のススメは、以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。