vol.60_同じ体験を勉強する。【癖】0421

vol.60_同じ体験を勉強する。【癖】0421

9月から講師を招いてコミュニケーション研修をはじめて[、11月で3回目を向かえました。

この研修は昨年、縁があって私自身一度、講師のお二人の研修を受講していて、社員のみなさんの人間関係での悩みが少しでも楽になったり、よくなって欲しいという願いから、この研修を依頼しました。

この講座の目的は「自分とのコミュニケーション」「他の人とのコミュニケーション」の2種類のコミュニケーションについて体験的に学び、コミュニケーションスキルの習得を通して、自分と他人を理解する下地を自分の中に作り、人や職場と繋がれるようになること。

その結果、自分の本当の価値観に気づき、そこから仕事や他の人につながれるようになることで、他の人と、お互いを尊重する良い関係性が作れて、その中で働くことができるようになることです。

私たちは自分の感情とどのように向き合って、どのように処理したらいいのかと言うことを、学校でも家庭でも教わらずにこれまできました。

人生の悩みのトップ3に入るであろう人間関係ということを、みんな自己流でなんとなく処理し、そして時には根性論で自分でなんとかしろ!と言われてきているのです。

自分の感情と言動を上手くコントロールできる人とそうではない人、いろんな人がいるので、特に職場ではトラブルが起きるのは当たり前なんです。

これまでの研修を、少し振り返ってみましょう。

1回目は、顕在意識と潜在意識、ジョハリの窓と自己開示について、2回目は、感情はエネルギーで、感情には層があるということ、怒りはダミーであること、そして3回目は、ビリーフについてと、若い女性と水夫のワークを行いました。

1回目より2回目、2回目より3回目の方が理解が進むことに気がつくと思います。

これは社長の私も社員のみなさんも一緒です。

みんなで同じ体験をすること、同じことを一緒に学ぶことというのは、人間関係でお互いを理解する上で非常に大切なことなのです。

今までの学びから、みなさんは現場で誰かが怒っているのをみたら「あっこの人の心の中の地雷は何だったのかな?」とか「怒りの下にあるのはどんな感情なのか?」という視点で考えることを知ったので、人の怒りに対してコチラも怒りの態度でやり返すことの無意味さがわかると思います。

そしてお互いの思い込み(ビリーフ)を対話の中から探り、違いを認めた上で、じゃあどうしようかと言うことをきっと話し合えると思います。

私が留学中にあるアメリカ人が私にこう言ったことがありました。

「私は生の魚介類は食べたことがないし、これからも食べるつもりはない。」「だけど日本人がどんな時に、どのように調理して魚介類を食べるか知りたいな。」

相手を尊重するというのは、こういうことなんです。

相手の話をしっかり聞くことができる人は、自分の話も聞いてもらえますし、話を聞いてもらえると言うことが、お互いの理解を深めて行くので、ぜひ実践していきましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です、今週も頑張っていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。