vol.67_ピンチの中にチャンスあり。 【勝負】 0797

vol.67_ピンチの中にチャンスあり。 【勝負】 0797

今のコロナの状況がいい例なんですが、世の中には、今までのやり方を変えようとせず、コロナが収束したら、ピンチの状況が去れば、またもとに戻ると考えてる人がいますが、それは間違いです。

そうではなくて、ピンチをきっかけに変化していく中にチャンスがあります。

大きなピンチに直面した時は、人の心が変わったり人の心が動く時なんです。

これをチャンスと見て動くことです。

大きく人の心が動く時に何をすべきなのか、どう動くべきなのか、とにかく行動すること。

ピンチをチャンスに変えるには、とにかく早く多く動くことです。

何も準備も想定もしてない人にとっては、災いに見えるけど、備えている人、準備している人にとってはチャンスに見えるのです。

なので常にあらゆるとこを想定しておいて、整えておくことが重要です。

ここで注意してほしいのが、いくら気にしてもいくら想定したところで、自分でどうすることもできないことをずっと考えて気にしているだけで行動しない人がいますが、それでは何も変わりません。

そうではなくて自分で影響を及ぼせる範囲のことに関しては、物については徹底的に整えておく、人においては社員教育を継続することなんです。

なので常日頃からあらゆることを想定して、まさかが起きた時に対応できるように整えておくことです。

経営でいうと人・物・金を整えるということです。

現場の監督であれば、現場で働くすべての人の健康状態を、毎朝必ずチェックすること。

同時に、外注の作業員についても最新の健康診断書の写を提出してもらい、その人の既往歴や治療中の病気や怪我、服用している薬などは、客観的なデータとしてしっかりと把握しておくことが重要です。

どの現場も人が足りない中、ひとりでも多く確保したいという気持ちだと思います。

しかし、些細な変化に気づかず、ほっといた結果、大きなピンチを迎えることにもなりかねません。

なので、少しでも、何か様子がおかしいな、と感じ取ったら、本人に体調を確認してください。

場合によっては休ませるという決断が必要になるかもしれません。

ピンチはみんなに平等にやってきて、チャンスは準備ができている人にしか訪れません。

だから計画性がない人には、ついてない人生が始まるのです。

世の中にチャンスはゴロゴロしてます。

大極を見て小極を決める(大きな流れを把握しながら日々の戦略をねる)ことを実践していきましょう。

今日の知行合一のススメは、以上です。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。