vol.51_経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる。【成長する】0892
時々なぜ人は、あと一歩のところで諦めてしまうのかな?と思うことがあります。
みなさんは願ったことや目標にしたことを、最後までやり遂げていますか?
結果を出すためにベストを尽くしていますか。
人は何かを願ったら、それが実現することを願うはずです。
ところが不思議なことに、世の中の多くの人は、せっかく取り組んだのに、せっかく始めたのに、最後の最後で挫折してしまう人がいます。
ある人は、自分なりに目標を持ち一生懸命やるんだけど、いつも最後の最後で諦めてしまうというか、挫折してしまうようなのです。
仮に上手くいきそうなときにもわざと気を抜いて「もうこのくらいでいいや」となってしまうというのです。
自分でもなんとかしたいのですが、どうしたらいいのか悩んでいました。
一生懸命やってだめだったのであればわかりますが、最後に自分でブレーキを踏んでしまうのだから変ですよね。
言い換えると、「この程度でいいや、達成できなくてもまあいいか。」となってしまうというのです。
これは人間の深層心理と深くつながっているんですが、よく話を聞いてみるとその人の挫折のきっかけは、大学受験であることがわかりました。
彼は一生懸命勉強をして、一流大学を目指したのですが、残念ながら失敗し、浪人した後もまた失敗したというのです。
その結果、あまり行きたくない大学に通うことになってしまい「こんなに一生懸命やったのにダメだったか。」と思うようになったのです。
そのショックで無意識のうちに「自分の夢は実現しない」という自己暗示を持つようになってしまったのです。
そうすると、彼が何か目標や夢の実現を願った場合、もし全力を出さなければ、自分の限界を知ることはありません。
そして「本当はベストを尽くせば成功したのだけど、少し力を緩めたから成功しなかったんだ。決して能力がないわけではない。」という無意識の言い訳を、自分自身に行っていたのでした。
もしみなさんが、何かにチャレンジしているときに、途中で自分からブレーキをかけているとしたら、この無意識の言い訳を疑ってみてください。
このような考え方の癖というのは、人生の中のさまざまな場面で、何度も繰り返してしまう傾向があります。
考えてみてください。
人生80年あるとして、子供の頃からハタチになるころまでの間にどれだけ勉強をしてきたか、どれだけ勉強ができたかどうかで人生が決まるというのは、私は違うと思ってます。
または学歴がないからと言って自分で人生を諦めてしまうのも、私は違うと思ってます。
10代で学歴を積み上げる時間よりも、社会に出てから仕事で学ぶ時間の方が遥に長く、大切なんです。
学歴よりも学力です。
人は何歳になっても自分を変えることができるということです。
正しいやり方で、正しい方向に向かってコツコツ努力して、諦めなければ、目標は達成できます。
私の好きな言葉に、「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる。」という言葉があります。
繰り返しますが、考え方の癖というのは、人生の中のさまざまな場面で、何度も繰り返してしまう傾向があります。
考え方の悪い癖を変えていくには、まず行動することです。
やる気が起きたらやってみるというのは、間違いです。
やる気は行動した人に起きるのです。
何かにチャレンジする前から無意識の言い訳をしないようにしましょう。
はい、今日の知行合一のススメは以上です。