vol.73_お客様を育てる。【教育(1)】0384

vol.73_お客様を育てる。【教育(1)】0384

先日、知り合いに聞いたある事例を共有しながら話をしていきます。

Aさんはあるトレーニングジムに通っていて、そこでのトレーニングでちょっと、失敗をしたんです。

それは何かというと、マスクしてたつもりだったんですけどマスクをしないでトレーニングしてたんですね。

最後に2種目くらいやろうとになったときに、まだコロナ禍なので周りにいた別の会員の男性から「マスクしなくていいんですか」って言われて、Aさんはあって気づいて急いでロッカーに行って、マスクをつけてトレーニングを再開したんです。

その後、Aさんがトレーニングを終えて家に帰えると、なんとそこのジムから電話がかかってきたそうです。

「すいません、Aさん今日マスクしてなかったですよね」って言われて、Aさんは「マスク着けてるつもりで、ついうっかりして」と事情を説明したら「じゃあ次から、忘れないように、よろしくお願いします。

それをお伝えしたくて電話しました」ってことだったんですね。

そこのトレーニングジムは、注意警告でわざわざ会員さんに電話してきたんですね。

今はどんな業種の店舗にもビデオカメラが設置されていて、24時間録画してます。

Aさんも正直そんなのはチェックしてないと思ってたので、通っているジムがそれをチェックしてわざわざ電話をかけてきてくれたことに驚いていました。

そこまでやってくれてるというのを知って、Aさん自身も電話で注意されたことに苛立ちなんて1ミリも思わずに、そこのジムがちゃんとやることをきちんとやってるんだなということでファンになりました、ということを言ってました。

今日皆さんに伝えたいことは、どんな会社にもどんな店舗にもハウスルールやマイルールがあって、そのルールに合う人にお客様になっていただく、喜んでいただく、そして満足していただくことが大事なんです。

ルールを逸脱した人には、そのことを注意しないといけないんですね。

マスクの着用に限らず、ルールやマナーがよくない利用者に退会してもらう前に、きちんと今回のようにスタッフが注意をする。

ここ重要なのでよく聞いてくださいね。

お客様がルールを逸脱した行動をしているのを目にしたその時に、その場で気づいたスタッフがしっかりと注意することが重要になります。

そうすることで、お客様もあって気づいてすいませんってなりますから、その後ルールを守ってくれる、良いお客様に育ってくれる方がたくさんいますので、お客様をしっかり育てていくことをコツコツやっていきましょう。

無意識でついうっかりルールを守らなかったというお客様もいるでしょうから、事が起きたその場でお客様に正しいルールを知っていただきましょう。

ルールは一度、読んでるはずだからとか、壁に掲示してあるからとかは関係ありません。

繰り返し何度でも伝えていきましょう。

そうすると良いお客様が増えるから強い会社ができますので、日々の取り組みでしていただきたいと思います。

私たちが良いお客様を育てるっていう観点を忘れないようにしていってほしいと思います。

はい、今日の知行合一のススメは以上です、今週も頑張っていきましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。