vol.71_最初の5秒が最高の商品。【第一印象】0978

vol.71_最初の5秒が最高の商品。【第一印象】0978

私が生まれた1970年代っていうのは、世の中の8割が製造業の世の中でした。

2023年の今は、8割以上がサービス業の世の中になったと言われています。

製造業は、いい物を作ると売れる時代でしたが、サービス業では、良いサービスを提供するのは人財なので、社員を教育して育てていかないといけないのです。

材料の「材」ではなく財産の「財」と書く人財を育てていくことが絶対なのです。

いかに人財を整えられるか、その会社が高いサービスを提供でき、高付加価値をお客様に与えることで、お客様の満足を勝ち取って業績を伸ばしていく、こういうような時代背景に変わってきています。

そこで考えてほしいのが、人財を育てるために何を徹底すべきかなんですが、これは最初の5秒で決まる第一印象だということなんです。

人は初めて会った人を、最初の5秒の第一印象で判断しているのです。

第一印象は、1笑顔、2身だしなみ、3態度、4挨拶、5言葉づかいを整えることで良くなります。

みなさん街中のサービス業で、第一印象が良くないなって感じたことは多いのではないでしょうか。

第一印象は誰にでも良くできるんですね。

でも、できない人がこれだけいるのは、その企業の社長の決断が徹底できてないってことなんですね。

つまり、第一印象が良い会社は、社長の決定が、会社の方針が実行される集団になってるから、サービスもきっといいはずだという理論は当てはまります。

第一印象というのは本当に不思議なんです。

大体人生というのは、年を重ねれば重ねるほど、繰り返せば繰り返すほどうまくなるんですけど、第一印象というのは、社歴が長くなればなるほど悪くなっていく傾向があるのですね。

しかもですよ、第一印象を悪くしようと思う人はいないのに、良くない人が、世の中に絶えないのは、第一印象を一人一人が意識して変えようとしてないから、もっというと社員教育が徹底されていないからなんですね。

これはどんな業種でも、どんな職種でも、派遣社員でもアルバイトスタッフでも同じです。

ですから私たちは最初の5秒で決まる第一印象を徹底して良くして行きましょう。

もし、第一印象をお客様に褒めていただいたら、日報でどんどん報告してください。

繰り返しますが、第一印象を良くするためには、1笑顔、2身だしなみ、3態度、4挨拶、5言葉づかいを整えることです。

これは誰にでもできることですから、これを誰にもできないくらい徹底して磨いて、最初の5秒で「この会社は何か他とは違うな」ってことでライバルと差をつけて、良いお客様を獲得していきましょう。

設備や物を買い揃えてお客様の満足を得ることは誰にでもできます。

だからライバルもすぐに真似することができてしまうのです。

しかし、社員の第一印象は、徹底して繰り返し良くしようとしないと、簡単にはよくならないのです。

だからこそ、ライバルが真似しようとしても、すぐには追いつくことができないのです。

誰にでもできることですから、今日からもう一度、第一印象を良くすることを意識して行動していきましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。