vol.9_今できること。今すべきこと。【忙しい】0076

vol.9_今できること。今すべきこと。【忙しい】0076

今日のテーマは、今できること・今すべきこと、ということを話していきたいと思います。

「時間管理マトリックス」という画像を共有したので、見ながら聞いてもらえるといいと思います。

普段、皆さんの現場作業というのは、この時間管理マトリックスでいうと、左上の第一領域=緊急性が高く、重要度が高い仕事です。

言い換えると、この領域の仕事は「目の前で起きていることに対するリアクション」に使っている時間です。

しかし、仕事で一人ひとりが成長するためには、じつは第二領域の緊急性は低いが、重要度が高い仕事がとても重要になるんです。

第二領域は「将来に準備するアクション」の時間なんです。

例えば、皆さんは現場作業以外の仕事について、どれくらい認識して、日々行っているでしょうか。

現場作業がない日、例えば雨で休工になって事務所で1日過ごす時や、現場が完了して次の現場まで時間がある時は何をしてどのように使っているでしょうか。

皆さんに必ず行って欲しいことが2つあります。

ひとつ目が、将来の仕事の準備を進めるための時間、として使ってください。

緊急じゃないけど重要な仕事を見直すことができる大切な時間だ、ということを理解してください。

現場をやってる時は忙しくてできなかったことを、じっくり時間を使ってやるために使って欲しいのです。

そのためには、普段、今すぐはできないけど、時間ができたらあとでやることを、忘れないようにメモしておくことが大切です。

この第2領域の仕事ができる時間に「あぁ今日は何しようかな、やることないな。」という人がもしいたとしたら、普段、じつは第1領域の仕事に逃げていたことに、気づくと思います。

二つ目にやって欲しいことは、現場で起きた問題や想定外のことについて、再度、じっくり検討して、最初防止するためのマニュアルやチェックリストを作る時間にしてください。

社員の誰かが経験した失敗は、他の誰かも違う現場で起こしてしまうかもしれません。

社内で同じ失敗を繰り返さないためにも、ぜひ失敗の共有と再発防止に努めて欲しいと思います。

また次の現場を任された時に、どうやって現場を進めていくかや、前回の失敗や反省点をふまえて準備する書類を、お客様に言われる前にどうやったら早く正確に作れるかなどを、見直すいい機会だと思います。

時間がある時に、自分は何をすべきなのか、もう一度見直してみてください。

現場でトラブルや事故を起こさないためにも、しっかりと準備していきましょう。

今日の知行合一のススメは、以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。