vol.75_手書きハガキに心を込める。【葉書】1246

vol.75_手書きハガキに心を込める。【葉書】1246

どんなに感謝をしていても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。

ましてや何でも「当たり前」と思っているのは間違いです。

「ありがとう」の反対語は「当たり前」です。

なのでフソウ開発工業では、心からの感謝の気持ちを形で表すことにしています。

そのひとつが前回お伝えしたサンクスカード。

そしてもうひとつが、手書きのハガキです。

手書きのハガキを送るために、私のGoogleカレンダーには、全社員の誕生日のデータが入っています。

そして、いつでもどこにいてもすぐに社員にハガキが書けるようにカバンにはサンクスカード、そしてハガキと切手と筆ペンが入っています。

手書きのハガキを書いて送ることは、6年ほど前に教えてもらい真似することではじめました。

なぜ手紙ではなくハガキかというと理由があります。

手紙だと基本的に開封した本人しか読まないのですが、ハガキが届くとその家の家族も目にすることになる、ここが重要なのです。

手紙とハガキでは性質が全く異なるわけです。

ハガキで感謝の想いを伝えることは、送る人にとっても、もらう人にとっても、そしてハガキを見た身近なひとにとっても、とても気持ちが良いものだからです。

例えば社員の誕生日にハガキを送ると、普段は誕生日に特に関心を持ってない家族がいたとしても、届いたハガキを読むことで会話が生まれたりします。

私は字が上手ではありませんが、毎回、心を込めて丁寧に書くようにしています。

特に字の練習もしていません。

ここにも意味があるのです。

多くの人は字が下手だと、わざわざ手紙を書いたりせずに、電話やメールで要件を済ませてしまいます。

重要なことは字が上手いか下手かではなくて、感謝を文字で伝えるとうい行動を続けていることなのです。

ただ要件を伝えるだけであれば電話やメールで構いませんが、感謝を伝える時は、わざわざアナログで伝える方が私は伝わると感じています。

誕生日だけでなく、順調に仕事が進んでいること、成果を上げてくれたことなどへの感謝の内容も、ハガキで書いて送っていきます。

みなさんもぜひ、先週お伝えしたサンクスカード、そして手書きのハガキをマネして続けてみてください。

そしてハガキを書いて送った相手からの反応などをぜひ、聞かせてください。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。