vol.106_お客様第一主義それとも自分達第一主義。【お客様第一主義】0167

今日のテーマは、お客様第一主義それとも自分達第一主義という話をしていきます。

経営計画書の重点方針には「お客様ファースト」が書かれていますが、日々、仕事をしていてお客様第一主義になっているでしょうか?

まず大前提として、株式会社と言うのは設立するときに株主がお金を出資した資本金で、会社はスタートできます。

途中でお金が足りなくなったら、銀行からお金を借りて事業を継続しなければなりません。

事業を回して営業し、商品・サービスをお客様に収めることで、お客様からいただいたお金によって売上が成り立っています。

ですからお客様が喜ぶ仕事をする、お客様の満足する仕事をするというのが大切だと言うことはわかると思います。

 

にもかかわらず、お客様の批判をするのは間違いなんですね。

お客様を批判すると同時に現場でされていることというのは、社員はお互いの顔色を伺って作業をしているのを見かけることがあります。

そうすると役職が下の社員、社歴が浅い社員っていうのは、ベテラン社員、先輩社員の顔色を伺って仕事をするようになっていくんです。

そうしているうちに「この人に何言ってもわかってもらえないし、何か言うと不快な言動がかえってくるだけだから、何も言わず黙っていよう」となって、表面上は現場が上手く回っているように見えても、雰囲気の悪い現場になっていくんです。

こうなった瞬間にお客様第一主義ではなくて、自分達第一主義の組織になっている事が分かると思います。

 

ここで間違えてはいけないのは、じゃあベテラン社員が現場のメンバーに迎合すればいいのか?

これはもう最悪の状態が待ってますから、それは絶対にやらないようにしてください。

迎合と言うのは「調子を合わせて、気に入られるようとすること」という意味です。

そうではなくて、やっぱりコミニケーションを密にしていくしかないんです。

相手にわかりやすく、何度でも言い方を変えて見たり、伝えるタイミングを見計らって、現場監督が作業指示を「誰にでもわかるように具体的に」伝えて繰り返し現場で働く仲間の心をまとめていくしかありません。

 

自分達第一主義を続けていると、良いお客様であればあるほどお客様は離れていき、もう二度と私たちに仕事を頼むことはなくなります。

そうならないようにしっかりとお客様ファースト、お客様第一主義で、私たちの仕事に満足していただいて、売上をいただくようにしましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。