報告・連絡・相談の基本は「相手が必要とすることを、必要な時に、正しく伝える」ことです。
では、報告・連絡・相談は、なぜ重要なのでしょうか?
それは、あなた自身の持つ力を最大限に発揮するために、そして上司や仲間から「あいつなら任せられる」と信頼を勝ち得るために、すべての社会人に求められるスキルであり、行動であるからなのです。
相手が望むタイミングで、相手が聞きたいことを伝えることが基本です。
報告・連絡・相談をするときに大切なことは、伝える情報を加工して相手に伝えてはいけないということです。
情報を加工するというのは、事実と自分の意見をごちゃ混ぜにするということでず。
解釈は無限大なので、いくらでも加工して報告できてしまいます。
加工された情報を鵜呑みにすると判断を誤ってしまうので、必ず情報は複数の確度から、耳ではなくて目でチェックしなければなりません。
仕事に関わる人が増えれば増えるほど、解釈は多くなっていきます。
報告・連絡・相談は、必要な時、必要な人に、必要なことを、きちんと伝えることです。
経営計画書のP58コミュニケーションに関する方針にはこう書いてます。
「報告には「初期報告」「中間報告」「結果報告」「念のため報告」がある。
報告こそが成長であり、仕事の生命線であることを認識する。」とあります。
なので、問題が起きたらすぐに報告することを徹底してください。
後回しにしたり、今日の仕事が終わってから日報に書けばいいやとせずに、何度でも必要な時に、一人一人が自分の持っている情報をもれなく発信するようにしてください。
重要なことは、仕事をしている時に「おや、何かがいつもと違う」と違和感に気付けない人は、報告することができません。
また「自分の思い込みで勝手に解釈して終わらせてしまう人」も、報告や連絡・確認をすることができません。
そうすると、問題がどんどん大きくなってしまってから指摘される事になるのです。
「仕事ができる人の心得」【洞察力】にはこう書いてあります。
「物事の変化の連続性の差を見ることです。物事の「自然か、 不自然かを考える」ことです。損か得かで考えると、どう
しても自分に都合よく解釈する。」
とあります。
報告のしすぎはありませんから、報告は必要な時に何度でもすることです。
その時に、事実と自分の意見、自分の解釈を分けて報告することを、日頃から意識してできるようになってください。
はい、今日の知行合一のススメは以上です。