職場のリーダーも社員も間違えていることがあります。
それは何かというと、失敗しないように仕事を与える、あるいは失敗させないように社員を育てていることです。
そうすると会社の成長度合い、成長率というのが鈍化していきます。
なぜなら、できるようになってから仕事を任せるというやり方だと、それだけ時間がかかるからです。
まずその考え方を修正する必要があります。
失敗とは、自分に欠けているものを教えてくれているということなので、チャンスなんですね。
ですから失敗をどんどんすることで社員は必ず成長していきます。
失敗しないように失敗しないように、社員を育てるのではなくて、早くたくさんの小さな失敗をさせながら、人を育てる。
これが何より大切になってきます。
重要なのは、社内の行事やイベントで失敗させることです。
例えば飲みニックの幹事とか、または経営計画発表会の司会や宣言とか、そういったことはどんどん役職が下の者にやらせる方がいいのです。
そうすると、初めてやることはうまくいかない、気が利かないから失敗をするんです。
失敗をすることで、自分に何が欠けているかがわかるから成長していくのです。
この時、失敗したことを指摘されたりアドバイスされた時に、逆ギレする人が時々います。
この人は上手くいかなかった自分を受け入れられてない証拠です。
次は上手く出来るようになりたいと思うなら、素直にアドバイスを聞き入れ、何度でもチャレンジして上手くなって行けばいいだけです。
なので仕事の中でそのようなチャンスを作り、チャンスを与えてあげる。
それで人よりも早く失敗をさせてあげることが一番良いリーダーになりますので、ここを改めて再確認してほしいと思います。
ぜひ強い社員、そして強い会社を作っていきたいので、この部分勘違いしないようにしてください。
最後に「仕事ができる人の心得」の「しくじり」にはこう書いてあります。
つらい。しかし、自分に欠けているものを教えてくれる。 友達を選ぶならば、失敗しない人よりも失敗を大切にする人を選ぶことです。