vol.136_行動が真実を語る。【わかっているけど】1606

「言行不一致」という言葉があります。

これは「口で言うことと行動とに矛盾があること。主張と行動が食い違うこと。」という意味です。

言葉は簡単に発っすることができますが、それを行動で証明することが私たちの真価を問うのです。

もっと簡単に言うと、「言っていることではなく、やっていることがその人の正体。」ということです。

 

私たちはよく他人の振る舞いを見て、その人の本質を理解しようとします。

しかし、実際のところ、言葉と行動が一致しないことは珍しくありません。

良い言い方をするなら、目標を設定しそれについて語ることは誰でもできますが、重要なのはその後の実際の行動です。

行動が伴わなければ、設定した目標は単なる願望に過ぎません。

でも願望があるだけまだましです。

悪く言うなら、その人が心の中で思ってもいないことは行動になることがないから、他人から評価を得ることはないんです。

 

「言行不一致」は、自分でも気づかないうちに生じることがあります。

この問題を解決するには、まず自己認識が必要です。

私たちの行動や言葉が本当に一致しているかどうかを、冷静に、時には厳しく反省することが求められます。

他人に求めているその行動は、果たして自分でもやっているでしょうか?

他人に当てはめるルールと、自分に当てはめるルールが違っていませんか?

 

この矛盾を改善するためにも「過去は過去、今日の自分は今日つくるんだ」という気持ちで、人はいつからでも行動や態度を変えることができるんです。

 

言葉ではいくらでも願望や嘘をいうことができてしまいます。

だから、言っていることではなく行動によって、実際にやっていることによって人は評価されるべきです。

 

信頼や尊敬は、一貫した行動から生まれます。

本日から、皆さんも自分自身の行動を見つめ直し、「言行一致」の人物として成長していくことを心から願っています。

今日からでも、自分の言葉と行動が一致するよう意識し、小さな一歩を踏み出しましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。