vol.160_チャンスのドアに飛び込む。【誤り(2)】0045

何かにチャレンジする時に、自分の努力だけで切り開くことが出来ることばかりではなく、チャンスが訪れたことに気づき、そのチャンスを自らつかむことが重要です。

これを「チャンスのドア」という例で紹介します。

この「チャンスのドア」は、自分では自由に開けることができません。

「チャンスのドア」は思いもよらないタイミングで、突然目の前に現れるのです。

まずこの「チャンスのドア」が目の前に現れたことに気付けないと、ドアが開いたとしても、飛び込むことができません。

 

またこの「チャンスのドア」に気付けたとしても、「チャンスのドア」の自分側にはドアノブがないのです。

ということは、誰かが「チャンスのドア」の向こう側から開けてくれた時のみ、「チャンスのドア」が開くのです。

いつ、誰が、「チャンスのドア」を開けるか分からないけど、開いたドアに飛び込むかどうかは、自分で決断しないとなりません。

それも瞬時の決断ができないと「チャンスのドア」はすぐに閉じてしまい、次にいつ開くか誰にも分からないのです。

 

チャンスをつかめる人というのは、ある程度、準備ができている必要があるんです。

でも100%の準備ができる人なんていません。

中途半端な準備でも「チャンスのドア」を誰かが開けてくれた瞬間に、飛び込む決断ができるかどうかは自分次第なんです。

 

これは仕事でも一緒です。

未経験の仕事に「自分にやらせてください」と言えるかどうか。

任されごとは、試されごとです。

今のあなたにできないことは、任されることなんてまずありません。

もしその仕事を断ったら、他の誰かが手を挙げて奪っていきます。

この時に「やったこともない仕事で失敗して恥をかかなくて、あ〜よかった」と思うか、または「しまった、出遅れた」と思うか。

 

できるかどうかは、引き受けてから考えるくらいじゃないと「チャンスのドア」に飛び込むことはできないと思ってください。

今後、みなさんの目の前に開いた「チャンスのドア」の存在に気付き、そのドアに飛び込むきっかけになれば嬉しい限りです。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。