「三富今昔村(さんとめこんじゃくむら)」は石坂産業による産業廃棄物中間処理施設と「五感で学ぶ里山環境教育フィールド」

埼玉県行政書士会の実地見学研修で、埼玉県入間郡三芳町にある廃棄物中間処理施設「三富今昔村」に行ってきました。

三富今昔村ってどんなところ?

埼玉県入間郡三芳町にある石坂産業(株)により運営されている産業廃棄物中間処理施設と「五感で学ぶ、里山環境教育フィールド。」都心から車で約1時間。

産業廃棄物中間処理施設の建物は防音壁で囲まれています。

 

敷地内にミニSLが走っていて、家族連れで見学に行っても楽しめると思います。

気づき

廃棄物の分別作業をしているプラントは建屋でしっかりと囲われているので外に粉塵が漏れることはありません。
大型の重機(日立建機のZX200)で分別・破砕機への投入がされていました。
通常、重機は軽油で動きますが、ここの重機は電気で動くようになっていて、天井に電気コードが伸びていました。


プラント内は粉塵が出るため、スプリンクラーで散水していました。
この水は雨水を溜めたものを使用していると言っていました。

プラントで処理されたものは建設資材などに再利用されます。

使用する道具など、徹底した環境整備がされていました。


道具や機材(バックホウに取り付ける小割アタッチメント)なども、外注に頼まずに自分たちで修繕していると言っていました。

会社の敷地のすぐそばの里山の自然環境を保全する活動にも力を入れていて、2013年の7月にはJHEP(Japan Habitat Evaluation and Procedure)認証の最高ランクAAAを取得しています。

SDGs(持続可能な開発目標)世界を変えるための17の目標に取り組まれています。

SDGs世界を変えるための17の目標

天気が良く暖かかったので、お昼に外で「大人の給食」をいただきました。

案内役の社員さんがしっかりと教育されていると感じました。
施設内で会った全ての社員さんが挨拶をしてくれました。
見学中の質問に即答できなくても、「確認して後でお答えしますと」メモを取り、見学会の最後には回答をしてくれていました。
10年後、20年後の将来になりたい姿から逆算して、今、何をしなければならないのか計画的に実施されていました。

まとめ

私たちが施工している工事現場からも、コンクリートガラや鉄くずなどの産業廃棄物が出ます。これらを中間処理してくれているのが石坂産業(株)。100%の再利用を目指す企業は『生態系の一部として、私たちの暮らしだけでなく「その先への配慮」を大事にする生き方を、つぎの世代へつなげていくこと。三富今昔村は、「つぎの暮らし」の在り方について、あなたとともに考えながら、あなたが行動を起こすきっかけになる場所でありたいと思います。』


くぬぎの森交流プラザ内の電気のカサに使われていたひょうたんが綺麗でした。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。