vol.21_早いことは良いこと。【スピード】 0873
車で目的地まで行こうとするときに、有料道路を使うか、一般道で行くか選択することがあると思います。
一般道を選んだ人は急いでない人であったり、料金の出費を抑えたい人。
有料道路を選んだ人は、急いでいる人や時間をお金で買う人。
どちらを選択しても問題はありません。
特にトラブルがない限り、選んだ通りの結果が未来に起こるからです。
一番良くないことは、急いでいる人が一般道を選んだり、出費を抑えたい人が有料道路を選ぶことです。
急いでいるのであれば、お金で時間を買いましょう。
出費を抑えたいのであれば、もっと早く出発すればいいんです。
では、経営に置き換えてみたとき、一般道を選ぶか?それとも有料道路を選ぶか?考えることがよくあります。
有料道路には、料金を支払う以上は、仕事にプラスになることが多く準備されてます。
もちろん役に立たないこともありますが、役に立たないことが分かっただけでも成功に近づいていると言えますから、有料道路を選択することで、より有益な情報と出会える可能性は高まります。
一般道路を選ぶと、時間がかかってもいいから出費を抑えるので、自分で調べて勉強して自己流でなんでもやることになります。
道に迷ったり上手くいかなくても、また自己流でうまく乗り切ろうとすることになります。
こう考えると、経営や仕事では『早さ』が商品になるし、『早さ』が武器になるということなんです。
車で行くより新幹線の方が早いから、新幹線に費用を払う。
一般道より早いから、高速代に費用を払う。
すべて『スピード』にお金を払っているのです。
このようにお客様は早さにお金を払っていることを経営では忘れてはいけません。
ですから、早いことは良いことなんです。
あとここが重要なんですが、早く上手くいくだけじゃなくて、早く失敗する。
失敗にも、もの凄い価値があります。
だから「しくじり先生」なんてテレビ番組もあるわけです。
経営計画書の重点方針の一番に「スピードと徹底」があるので読みます。
我が社の最大の強みは改善スピードと徹底力です。お客様に良いと思うことは「すぐやる」「できるまでや
る」もっと良い方法が見つかったら「すぐ変更する」間違えたと思ったら「すぐやめる」即断即決。着手の
スピードが命です。」
と書いてあります。
プライベートのドライブは、一般道でも有料道路でも好きな方を選べばいいですが、経営や仕事に関しては、一般道を選んだ先には何も待っていません。
のんびりしてはいられません、スピードが命、早いことは良いことなんです。
みなさん一人ひとりの人生は、過去の決定が今をつくってます。
もし目の前に一般道と有料道路が現れたら迷わず有料道路を選んで、何でも早く取り掛かりましょう。
それだけでも未来は大きく変わります。
はい、今日の知行合一のススメは以上です。