vol.35_小さな課題を無視しない。【問題解決】1503

vol.35_小さな課題を無視しない。【問題解決】1503

どこの会社も、どこの現場でも、小さな課題はあります。

その課題をどう扱うかで未来が決まります。

例えば、事務所の中で火のついたマッチが落ちていたとします。きっと慌てて火を消すと思います。

無視したり、消火を先延ばしにしたりすると、火はどんどん大きくなっていきますから、そうするともうバケツでは消せない大きさになって、最終的には会社が全焼したりしてしまいます。

マッチの火を現場仕事に置き換えた時に、現場に課題があったとすると、避けたり、見なかったことにしたり、先延ばしにしてることってありませんか?ということなんです。

その問題を先延ばしにすることで、未来に一番キツイ状態で、もっと大きな課題、もうその時は課題ではなく大問題になって現れてきます。

そうなると最悪の場合は、大きくなりすぎた問題を解決するために、大切なお客様を失ったり、大切な社員を失ったりということが起きかねません。

だから、特に現場で感じた違和感、小さな課題をいかに早く潰せるか、修正できるかが重要です。

ヘルメットを被っていても、顎紐を止めてない人など、現場の作業面の不安全行動はもちろんですが、大切なのは、人的環境整備、社会人としての基本的なマナーや挨拶・身嗜みのことに気をつけてください。

挨拶をお互いにしていないとか、ある人だけ朝礼にいつも参加しないとか、社内のルールのサンクスカードを書いて渡していないとか、会社の文化、現場のルールを守っていない人のことを、小さな火種の段階でしっかりと注意して、その人の行動を正しているかどうかです。

物事が順調に進んでいる時こそ、未来の課題に気づき、火は小さなうちに消す、課題は小さなうちにクリアする、その行動によって未来が決まってきますので、気づいて実践して欲しいと思います。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。